「実がぼんぼん」パパイア鈴なり30個 低木でも力強く 宜野湾 沖縄 


「実がぼんぼん」パパイア鈴なり30個 低木でも力強く 宜野湾 沖縄  約30個と実がびっしりの低木パパイヤを育てた宮城光憲さん=8月16日、宜野湾市内
この記事を書いた人 Avatar photo 石井 恭子

 低いけど、びっしり-。宜野湾市で不動産業を営む宮城光憲さん(86)の畑の樹高1.3メートルほどのパパイアの低木に、このほど大小30個ほどの実が鈴なりとなった。

 これまで胴回り1メートル超の“お化けスイカ”など数々の驚きを畑からもたらした宮城さん。今回のパパイアにも「木が短くて珍しいでしょ。実はぼんぼんつく。力がある」と納得の表情だ。

 3年ほど前に近所のホームセンターで「980円ぐらい」で購入した苗木を植えた。樹高が低く育つ「わい小品種」だったのか、木はすくすく地道に育ち、今年は地面から40~50センチの位置からその上にかけてみっちりと実を並べた。畑が高台にあることからも「排水がいいのが第1条件じゃないか」と語る。水まきも肥料やりもほとんどしないそうだ。

 「一つ、2キロは余るね」という大きなパパイアがごろごろ。個人的には「イリチーにして食べたりするけど、あまり好きじゃない」と及び腰だ。

 もともとジャガイモやシブイ、ゴーヤー、ナーべーラーなどあまたの野菜を丹精して育て、周囲に配ってきた。畑の恵みは「売るもんじゃなく、あげるもの」が身上だ。今回のびっしりパパイアも収穫され、関係者それぞれの台所に託された。