「阿麻和利」と「護佐丸」がコラボ、武将印を発売へ 17日から中城とうるまの観光協会 沖縄 


「阿麻和利」と「護佐丸」がコラボ、武将印を発売へ 17日から中城とうるまの観光協会 沖縄  コラボ武将印「護佐丸・阿麻和利の乱」の見本
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 琉球王国時代の中秋の名月の日に起きたとされる「護佐丸・阿麻和利の乱」を題材にした武将印が発売される。

 発売日は今年の中秋名月に当たる9月17日で、2人のお膝元である中城村とうるま市の観光協会が連携し制作した。両観光協会は「中城城跡と勝連城跡を訪れ、武将印を集めてほしい」と呼びかけた。

 武将印は、はがきサイズで税込み500円。護佐丸と阿麻和利の関係性などを解説するリーフレットが付く。護佐丸の武将印は中城城跡にある売店で、阿麻和利の武将印はあまわりパーク内の観光案内所で販売する。

中城村観光協会の島袋事務局長(左)とうるま市観光物産協会の松田事務局長=8月28日、中城城跡

 二つの武将印を並べると、2人が対峙(たいじ)するように向かい合っており、背景には琉球王国時代の地図が描かれている。琉球史に特化した作品を手がける和々さんが2人のイラストを担当。新垣光蘭さんが筆耕した。リーフレットはグラフィックデザイナーの宜壽次(ぎすじ)美智さんが手がけた。

 中城村観光協会の島袋雄一事務局長は「王国時代は仲たがいしたが、時を経て中城村とうるま市が手を取った」と感慨深げ。うるま市観光物産協会の松田尊事務局長は「武将印のコラボは初めて。城に来てもらうきっかけになれば」と期待を込めた。

 中城村城跡では発売を記念して、ナイトウォークを17日午後7時から開催する予定。 

(玉城文)