孫15人ひ孫16人やしゃご3人 宜野座村の當眞さんカジマヤー 親族熱唱でお祝い 沖縄


孫15人ひ孫16人やしゃご3人 宜野座村の當眞さんカジマヤー 親族熱唱でお祝い 沖縄 カジマヤー祝いのパレードをする當眞キクさん(手前右)と長男嫁の當眞律子さん(右奥)、長男の當眞嗣宏さん(手前左)=6日、宜野座村松田区(提供)
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 【宜野座】宜野座村松田区(大城学区長)の松田公民館で6日、當眞キクさん(95)のカジマヤー祝いが行われた。パレードで区民にカジマヤーのあいさつをして、沿道の祝福にキクさんは笑顔で応えた。祝賀会には300人が来場した。7人の子どもを授かり、孫15人、ひ孫16人、やしゃごも3人と、子孫に恵まれた。現在は次女の稲嶺由美子さんと暮らし、週に数回、宜野座村デイサービスセンターに通う。

 「甘い物とお肉、果物が大好き。長寿の秘訣(ひけつ)だよ」と語るキクさん。1928年12月2日生まれで戦後、郵便局の電話交換師として働いた。嗣吉さんと結婚後はパインの栽培に励んだ。地域の民宿やおいの営むレストランでも懸命に働いた。

 祝賀会では長女の金城トシ子さんが三山ひろしさんの「あやめ雨情」を創作演舞で披露した。長男の嗣宏さんはクラシックギターを演奏。孫の嗣敬さんはかりゆし58の「アンマー」を弾き語りで熱唱した。親族全員による「マツケンサンバ」ではキクさんも満面の笑みで喜んだ。「思い出のアルバム」上映では、渥美清さんとの貴重な記念写真もスクリーンに写し出されて会場を沸かせた。

 當眞淳村長は「沖縄戦、そして戦前戦後と幾多の苦労を乗り越えられたキクさまのご尽力により、現在の平和と宜野座村の発展があります」と述べ、さらなる長寿を願った。