第121回秋の全島闘牛大会(県闘牛組合連合会主催、琉球新報社共催)が10日、うるま市の石川多目的ドームで開催された。体重別のタイトル戦など選抜された精鋭牛同士の試合が組まれた。迫力ある牛たちの激突に、会場も熱気に包まれた。
シーの一番、重量級タイトルマッチは圧倒的な攻撃力を誇る王者・新力Babyに、堅い守りに定評のある無敗の若手・荒岩王が挑んだ。激しい攻防が続き長期戦にもつれるも、新力Babyが王者らしい気持ちの強さを見せ、20分25秒で荒岩王を下した。
中量級は、相手との距離を詰めて小さな角をぶつけ、攻めに徹した二代目彪獣王が心美花形に9分42秒で勝利し、5歳1カ月という最年少記録で王者に輝いた。
軽量級は、体重差40キロをものともしない力強いかけ技と強烈な押し込みで、しんちゃんが馬天オーヤー莉希愛を3分37秒で下し勝利。2度目の防衛を達成した。
(金盛文香)