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県勢5人 思い懸け 比嘉(アーティスティックスイミング)初五輪、波に乗れず<熱戦パリ五輪 本紙・古川記者の現地リポート>大会総評


県勢5人 思い懸け 比嘉(アーティスティックスイミング)初五輪、波に乗れず<熱戦パリ五輪 本紙・古川記者の現地リポート>大会総評 デュエットFR 演技する比嘉もえ(左)、佐藤友花組=パリ郊外
この記事を書いた人 Avatar photo 古川 峻

 県勢5人のパリ五輪が10日、アーティスティックスイミング(AS)を最後に全競技で終了した。16歳から39歳まで、最後の最高峰の舞台を味わい尽くしたり、次の五輪へつないだり、それぞれに懸ける思いがあった。6本の試技でメダルを逃した重量挙げの宮本昌典、最後の五輪を特別な地で迎えた自転車ロードレースの新城幸也、控えGKでチームメートのサポートに徹したサッカーの野澤大志ブランドン、途中出場で存在感を示した水球のGK棚村克行、初の五輪で悔し涙を流したASの比嘉もえ。それぞれの戦いを紹介する。

 アーティスティックスイミングの比嘉もえ(井村ク)はメダルを目指したものの、チーム・デュエットともに納得がいく演技ができずにそれぞれ5位と8位で終わった。抗議で覆ったが、初日のチームTRでベースマーク(最低評価)があるなど初日から波に乗れなかった。

 チーム最年少の比嘉は初の五輪で堂々と演技したが、最終日のデュエットFRでミスもあり、「自分たちのベストパフォーマンスをしようと決めて挑んだけど、納得のいく演技はできなかった」と笑顔で大会を終えることができなかった。