東陽バスも値上げ視野 沖縄バスは是非「検討」 沖縄本島の乗合バス運賃


東陽バスも値上げ視野 沖縄バスは是非「検討」 沖縄本島の乗合バス運賃 那覇バスターミナル(資料写真)
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 沖縄本島で乗合バスを運行する琉球バスと那覇バスが運賃の値上げを申請したことを受け、同じ乗合バス事業の沖縄バスと東陽バスも値上げの検討に入った。11日の取材に東陽バスは「値上げの方向で検討する」との考えを示し、沖縄バスは是非を含めて「検討する」と話した。

 琉球バスと那覇バスの申請が認められた場合、市外線初乗り運賃は現行の160円が190円に、那覇市内線は240円から260円となる。

 東陽バスは申請した2社との同系統路線で運賃が違えば混乱を招く可能性があること、2社と同様に経営の厳しさから「値上げに向けて準備せざるを得ないだろう」と話し、同水準の改定額で申請する見通しを示した。

 沖縄バスは「検討していくことになる」との回答にとどめた。

 一方、ゆいレールを運行する沖縄都市モノレールは運賃の値上げを検討せざるを得ない状況ではあるとした上で「まだ努力は必要。当面、改定は見込んでいない」と話した。

(謝花史哲)