沖縄、被災者の受け入れ相談始まる 「暖かい沖縄で心身休めて」 300人の支援を想定


沖縄、被災者の受け入れ相談始まる 「暖かい沖縄で心身休めて」 300人の支援を想定 被災者支援の相談電話を受ける能登半島地震被災者支援ワーキングチーム=15日、県庁
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 能登半島地震の被災者を受け入れる窓口となる沖縄県の被災者支援ワーキングチームが、15日から相談受け付けを始めた。同日午後2時現在、沖縄への避難を希望する被災者や支援団体などから8件の問い合わせがあったという。

 県は12日に、短期的な避難の受け入れについて詳細を発表した。原則として罹災証明書か被災証明書を持つ人を対象に300人程度の受け入れを想定し、1日当たり7千円を上限に30日以内の宿泊費、出発空港と那覇空港までの往復航空運賃の全額を支援する。

 被災者からの相談を受け付け、県内の関係機関や民間の企業、団体などと連携する防災危機管理課内のワーキングチームには、各部局から5人が兼務で辞令を交付された。商工労働部ものづくり振興課副参事の宮城清美さんは「厳しい避難生活の中で、安心できる環境は重要だと思う。暖かい沖縄でしばらく心身を休めてほしい。関係機関とも連携して、被災者の皆さんが安心して生活できるための支援をしていく」と話した。

 沖縄県はホームページに情報を掲載している。問い合わせ先はワーキングチーム電話098(866)2107、平日のみで午前9時から午後5時まで。

(沖田有吾)