「沖縄用語辞典」の記事一覧

　１８９４～１９６５（明治２７．１．１１～昭和４０．１．３０）　医師。石垣島大川の生まれ。九州帝大医学部卒。帰郷し医院開業、マラリア撲滅に尽力。戦後米軍政下の初 ...

　１８８３～１９３９（明治１６．３．１８～昭和１４．６．２９）　音楽家。八重山石垣市新川生まれ。教員をしながら、郷土色豊かな作曲活動をする。代表作に「えんどうの ...

　八重山石垣市にある八重山頭職の邸宅。１８１９年建造。首里の上級士族屋敷を真似ていたため、規格に反するとして王府から取り壊しを命じられたが従わなかった。庭園も巨 ...

　弥勒。七福神の一つである布袋（ほてい）に似た面を被り、五穀豊穣をもたらす神として信仰されている。八重山諸島の豊年祭、種子取祭、結願祭、節祭等によく登場する。弥 ...

　八重山の節歌の一つ。祝いの席上や催しのしめの時、ヤーラーヨー節とともに合唱される。ミルク（弥勒）は五穀豊穣をもたらす神。「大国のミルク我が島にいもちうかきぶさ ...

　沖縄戦で米軍が一般の住民を収容するため設置した施設で、キャンプと称した。食糧や衣服、テントなどが支給されたが、食糧は不足し、衛生が悪く、マラリアや栄養失調など ...

　１４８７（成化２３）年、明朝皇帝孝宗から琉球国王にあてた文書。横１７８．８センチ、中央には龍と瑞雲（ずいうん）が金泥（きんでい）で描かれている。日付には大きな ...

　八重山で綿糸を藍染めし、細く織った帯。女性が男性に贈った。素朴で明るい島の心を機に託し、母から娘、孫へと伝えられた。絣柄は５つと４つの柄が交互に織られ、「いつ ...

　中国明代の太祖洪武帝（在位１３６８～９８）から熹宗天啓帝（在位１６２１～２７）までの１３種の実録。正式には『大明実録』。１３７２年に始まった明国と琉球との冊封 ...

　米国の琉球列島統治における最高責任者。１９５０年１２月、米国民政府の設立によって新たに任命された。従来の米軍政府での極東軍司令官であり、初代民政長官にマッカー ...

　戦後初期における住民側の行政機関。米軍政府は１９４５年、４群島（沖縄・宮古・八重山・奄美）を分割統治し、施政権者として米国軍政官府が設置された。４つの民政府は ...

　「琉球列島米国民政府に関する指令」（１９５０．１２．５）に基づき設置された沖縄現地の統治総責任者。米軍政府時代は軍政長官と呼ばれていた。この現地軍司令官による ...

　玉城村字仲村渠にあり、アマミキョの住居跡との伝承がある。標高１１０メートル余の岩山に形成されたグスクの内外からは、沖縄貝塚後期の土器や磨製石器などが採集された ...

　本部町渡久地から南西約８キロの東シナ海に浮かぶ面積０．４７平方キロの馬のひづめ形をした小島。島の大部分が砂に覆われ隆起サンゴ礁からなる。渡久地港から高速船が運 ...

　多良間島の北約１２キロの海上に位置する。面積２．１５平方キロ、周囲６．６キロ、最高標高８メートルの平たい小島。相次ぐ台風被害で１９６１年琉球政府が平良市大野越 ...

　本土では戦後民主改革の一環で、１９４８年民法が大改正され、家族法で男女平等、家制度廃止が実現していたが、沖縄では戦後も旧法が温存されていた。婦人団体などの運動 ...

　琉球民謡を生演奏で歌って聞かせるクラブ。本土復帰前後に全県的に広まったが、その後カラオケの普及などで減少する。民謡ファンの根強い支持のほか、近年の沖縄音楽ブー ...

　宮古で子守り娘のこと。戦後の一時期まで、女子は小学３年生くらいから他家の乳児の子守りにでた。ふだんは下校後、休日は終日子守りをする。給金はなく、正月などに晴れ ...

　おおむね半径４キロの区域内に５０人以上が居住し、かつ容易に医療機関を利用することが出来ない地域。沖縄では年々減少しており、１９９９年の医師不在地区は９（区域内 ...

　月桃やクバの葉に包んだ餅を仏壇などに供え、家族の健康を願う行事。旧暦１２月８日に行う地域が多い。１年内に子供の生まれた家では初ムーチーを祝い、親戚などに配る。 ...

　恩納村字前兼久にあるビーチで沖縄におけるリゾートブームの先がけ。復帰以前からムーンビーチ（月の浜）として親しまれてきた海水浴場を１９７５年に県内ゼネコン系列会 ...

　国籍のない児童。戦後、沖縄の女性と駐留米軍人や軍属との結婚で生まれた子供のうち父が行方不明になるケースでは日本の国籍法が父系優先血統主義をとっていることから、 ...

　田芋の茎（ムジ）、豆腐、豚肉を味噌仕立てにした汁物。祝い料理の一つ。出産祝いには必ず作られる汁物で、子孫繁栄の意味の込められた縁起のよい料理である。 『最新版 ...