「沖縄用語辞典」の記事一覧

　琉球古典音楽の楽曲の一つ。渡名喜島から出た歌といわれている。本歌は「出砂のいべや泉抱きもたえる　思子抱きもたえるとのち里之子」。『琉歌百控』では「出砂の蛸や　 ...

　１８９４～１９７８（明治２７．１０．１２～昭和５３．６．３）　教育者で宮古史の研究者。平良間切生まれ。東京高等師範で歴史を学ぶ。沖縄師範などで教壇に立った後、 ...

　ノウゼンカズラ科、タベブイア属の総称。南米原産。イペーはブラジル名。多くの種類があり、いずれも掌状複葉、ラッパ状の花で形態はよく似る。沖縄にはコガネノウゼン、 ...

『最新版 沖縄コンパクト事典』2003年3月・琉球新報社発行、2,415円(税込) ...

　伊是名村勢理客と伊平屋村野甫に伝わる神行事。歌舞を演じる際、〈イリチャヨー、イリチャヨー〉と唱えられる。旧暦８月１１日の昼行なわれ、夜にティルクグチがある。イ ...

　城辺町砂川集落の南西、上比屋山に築かれた１５～１６世紀ごろの遺跡。高低差のある琉球石灰岩の岩場を取り込みながら石塁を築いた曲輪がある。貿易陶磁器が大量に散布。 ...

　１８９０～１９７１（明治２３．６．２９～昭和４６．４．１２）　ジャーナリストで劇作家。樗花、梅泉のペンネームで詩や戯曲などを発表。戯曲「ペルリの船」は沖縄の近 ...

　士族の唐名の姓や門中のことをさす。本島系の士族は漢字１字の単姓で先島系の士族は２字の複姓である。姓が同じで異なる門中の場合は名乗頭が異なった。同じ血縁集団を表 ...

　ウッチン入りの嗜（し）好飲料。ウッチンとはウコン（ショウガ科）のことで、熱帯アジア原産の多年草。薬草としてさまざまな効能があることから茶だけでなく、根茎の粉末 ...

　田里朝直（１７０３～１７７３）の組踊四番の一つ。１７５６年尚穆王冊封式典余興芸能で初演。その後歴代冠船芸能の番組に組まれる。大城若按司と外間の子に捕えられた大 ...

　西表島中央部を流れる流域面積５４．２４平方キロ、河川延長１８．８キロの沖縄県内最大、最長の川。約１１７ヘクタールのマングローブが広がり、上流にはマリュドゥの滝 ...

　お盆（旧盆）の初日に行われる精霊迎えの儀礼。沖縄ではお盆は旧暦の７月１３日から１５日（地域によっては１６日）まで。その初日に仏壇に供物を供え、ちょうちんを灯し ...

　組踊「忠臣身替の巻」の波平大主の道行口説の別名。大主手事で登場し、いきどおりを表わすせりふの後に口説で気魄にみちた踊りになる。組踊舞踊の一曲で、二才踊りとして ...

　１９６１年に知念正真、中里友豪、幸喜良秀らが、沖縄の新しい演劇運動の創造を目指して、コザ（現沖縄市）で結成したアマチュア劇団。代表作は「人類館」「アンネの日記 ...

　久手堅親雲上作の長編組踊。「忠孝婦人」ともいう。１７９９年の「踊方日記」に１３番の一つとして記されている。１８３８年、尚育王冊封式典余興芸能として重陽の宴で上 ...

　セミ科。奄美大島以南に分布する秋の代表的なセミ。体長５センチ内外。１０月ごろがもっとも多く、山林で「ケーン、ケーン」という甲高い、独特の声がこだまする。近似の ...

　方言名マーマチ。フエダイ科の仲間で、別名クロマチともいう。全長１メートルに達する。大陸棚や島棚、ソネなど水深１００メートル以上の深場に生息している。一本釣りや ...

　北大東村に属する無人島。別名ラサ島。面績１．１９平方キロ、周囲４．３４キロ。平らで最高標高３３メートル。戦前はラサ島燐鉱石が採掘された。戦後は米軍の射爆場とさ ...

　復帰と同時に、沖縄の振興開発に関する国の諸施策を積極的に推進し、豊かな沖縄県づくりに政府が直接力添えをする体制を整備するための総合的な計画の作成と実施に関する ...

　１８９９（明治３２）年、謝花昇が当山久三・神谷正次郎らと東京で結成した自由民権派の政治結社。機関誌『沖縄時論』を発行。農村青年を中心とする同志と共に参政権獲得 ...

　１９５８年７月１８日結成された経営者団体。戦後、沖縄に労働三法が施行されたのを機に労働組合が誕生、対して経営者が団結したのが始まり。初代会長竹内和三郎、現会長 ...

　１９３３年から１５年間にわたり実施された、国による初めての沖縄振興策。貧困（ソテツ地獄等）からの脱却を目的とした計画であったが、実際の予算、達成率とも極めて低 ...

　県内各地の重要な文化財を保護、活用することを目的に制定された条例。１９７６（昭和５１）年４月１日施行、審議会委員１０人、専門員３０人体制。２０００年１２月４日 ...