「沖縄用語辞典」の記事一覧

　伊波普猷、東恩納寛惇、横山重編纂。１９７２（昭和４７）年４月、東京美術刊。全５巻からなり、１、２巻が『琉球国由来記』、３巻が『琉球国旧記』、４巻『中山世譜』、 ...

　イネ科、低木性のタケ類。九州南部以南に自生する。方言名はヤンバルダキ。形態は土壌など環境によって変異がある。肥沃な土地では茎は多数密生し高く伸びるが、海岸など ...

　沖縄の伝統芸能・文化の継承、発展を目的に、琉球新報社主催で１９６５年に始まる。沖縄の伝統芸能のほかに日舞、琉球民謡、洋舞、洋楽など９部門があり、総合芸能祭とし ...

　復帰２０周年を記念して琉球銀行によって１９９２年に設立された。伝統工芸である紅型の技法を踏まえながら、デザイン開発力の向上を図り、応募作品・入賞作品を展示して ...

　生没年未詳　朝鮮漂流民。『李朝実録』（世祖８年２月）によれば、１４５６（景泰７）年１月２５日済州島を発船し風に逢い、琉球国北面仇彌島（久米島）に漂到したとあり ...

　琉球国の外交文書。１４２４年から１８６７年まで約４４０年間にわたって中国を中心とし、朝鮮、東南アジア諸国との往復文書で約５７００文書を収録。琉球の対外交易を知 ...

　正月の早朝に初めて汲む水で、活力再生の力があるとされた。ワカミジ、ワカウビー、バガミズなどと呼ばれる。家の男子が村落の古井戸から汲み、仏壇や神棚などにお茶湯を ...

　生没年未詳　１６世紀初頭の多良間島の英雄。童名はおぞろ、名乗りは春源。アカハチの乱に際して、仲宗根豊見親とともに王府軍に従軍した。御嶽を創建し、漁法を開発した ...

　花虫綱八放サンゴ亜綱共莢目に属する。名前の通りサンゴ体は青色で、形状はさまざま。琉球列島では与那国島や魚釣島に多く分布するが、石垣島白保の新石垣空港建設問題か ...

　県立博物館と東京の日本民芸館が所蔵する１８～１９世紀の作品。作者不詳。梅の赤、桃色、緑が調和し、図柄も逸品。上流階級の飯碗や汁碗として使用された。高さ７．４セ ...

　首里城より東方に位置する知念村、玉城村を中心とした地域の御嶽や古泉、城跡などの霊地を巡拝する行事。主に門中単位で行われる神拝み（霊地巡拝）の一つで、５年ないし ...

　クワ科の常緑高木。和歌山県から沖縄を経て東南アジアに分布し、山野に自生する。方言名はウスク。ガジュマルに似て気根を垂らし、他の木に寄生することもある。年に２回 ...

　豚の足（チマグー）を骨ごとぶつ切りにして昆布、大根とともに煮込んだ汁物。豚の足の肉質は脂肪が無くニカワ質からなる。時間をかけて煮込むととろけるような舌触りにな ...

　熱帯と温帯の中間地帯。緯度帯としては南北回帰線から緯度３５度付近までのうち、気候学的に月平均気温２０度以上の月が４～１１カ月以上の地域、または最寒月平均気温が ...

　世界に１３種、日本に４種が生息するアホウドリ科の海鳥。全長９１．５センチ、翼開長２メートル１０センチの大型の海鳥で、体の大半は白く、雨覆い羽と風切り羽の先端が ...

　シギ科の留鳥、全長３６センチ。姿や色はヤマシギによく似ているが、くちばしの付け根が太くて先端はやや曲がっており、足も長いなどが識別のポイント。名前のとおり奄美 ...

　１８８０～１９３７（明治１３．５．１１～昭和１２．６．１７）　役者・琉球舞踊家。那覇市上之蔵生まれ。幼いころから芝居の世界に入るが、１９２６年「松蔭会」をつく ...

　ユリ科の多肉食物、アロエ属の総称。主な原産地はアフリカ。県内では古くからトウロカイ、シャボンロカイ、キダチロカイなどの種類が薬用植物として栽培されていた。近年 ...

　壺屋焼の髪結用香油を入れる小壺。離島からの注文でかなり生産した。飴・白釉黒流掛のかけかたが面白く、美しさと力強さを巧まずして見せる。胴径１０センチ、高さ９～１ ...

　伊江島の一島一村。１９７３年に離島航路初のフェリーが就航した。産業の中心は農業で、葉タバコや花き、サトウキビなどが主軸。また肉用牛の生産など、畜産も盛ん。人口 ...

　１５５８～１６２３（嘉靖３７～天啓３．１．２）　池城毛姓の三世。尚寧～尚豊王代の三司官。１５９２年、謝名一族の反乱の鎮圧に功をたて紫冠となる。薩摩侵入後、尚寧 ...

　石垣市字新川にある庭園。石垣家の祖先の大浜親雲上が、首里の庭園師・城間親雲上の設計で１８１９年に築造した。石山法式の枯山水庭園として沖縄の庭園史上価値がある。 ...

　１７７６～１８４２（尚穆２５．１．２４～尚育８．１０．１）　三司官。沖縄３６歌仙の一人。唐名・翁宏烈。１７９０年、慶賀使に従い楽童子として江戸に上る。１８２１ ...