「ミニミニ動物園」が閉園→遊歩道にリニューアル 代表「来る人が癒やされる場所に」 うるま市


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リニューアルされたミニミニ遊歩道を楽しむ来場者=18日、うるま市

 【うるま】15年以上にわたって沖縄本島中部を中心に多くの家族連れなどから愛されてきた、うるま市赤道のズケラン養鶏場内にある「ミニミニ動物園」が昨年閉園した。現在、「ミニミニ遊歩道」としてリニューアルされている。来場者からは閉園を惜しむ声やこれまでの運営をねぎらう声が聞かれた。

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 施設内にあるシュークリームなどが人気の「たまご屋」は継続している。

 瑞慶覧朝雄代表(73)が2002年ごろから孫のためにと動物を飼い始め、ミニミニ動物園として07年にオープンした。瑞慶覧さんが高齢になったことなどを理由に昨年5月に閉園。準備期間を経て同12月から遊歩道として開放した。

 現在は植物の数を増やすなど趣向を変えて運営している。瑞慶覧さんは「気楽に自分も楽しみながら、来る人が癒やされる場所になったらうれしい」と話した。

 浦添市の女性は息子と遊歩道を訪れた。「息子がヤギに餌をあげるのが好きだった。寂しいけど今は動物園があったことに感謝しかない」と話した。

(古川峻)


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