「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>ベーシックインカム
2017/01/15
月々7万円の副収入があったら、何に使いますか。堅実に預金する、借金返済に充てる、外食でぜいたくする、年に一度旅行に行く…と夢も膨らむ ▼フィンランドでは、今月 ...
<金口木舌>同じルーツの人類の一員
2017/01/14
東京の国立科学博物館で「世界遺産 ラスコー展」を見た。約2万年前のフランスでクロマニョン人が描いた壁画が、最新技術によって精密に再現された。全長200メートル ...
<金口木舌>軽蔑は軽蔑を呼ぶ
2017/01/13
短歌は三十一文字(みそひともじ)とも呼ばれる。わずか31字で花鳥風月や心の機微を詠み、凝縮された世界観が人の心を動かす。これに対し、140字のツイッターで世界 ...
<金口木舌>2つの「顔」
2017/01/12
飲み会が多い年末年始は、1年で最も1万円札の福沢諭吉の顔に接する時期である。最高額紙幣のせいか、福沢がありがたく見える ▼歴史をひもとくと、福沢には二つの「顔 ...
<金口木舌>アナログの味
2017/01/11
世界最大手の写真用品メーカー・コダックが2012年に製造を中止したカラーフィルム「エクタクローム」を再発売すると発表した。デジタルカメラ全盛の時代に逆らうよう ...
<金口木舌>いかにつなぐか
2017/01/10
「家紋は」と聞かれ「(門は)ブロック」と答えたといわれるボクシング元世界王者の具志堅用高さん。ユーモアだけでなく、邪気のなさ、飾りっ気のなさが広く県民に親しま ...
<金口木舌>「感謝」と「夢」
2017/01/09
成人式と聞いて、思い浮かぶ言葉は「感謝」だ。生み育ててくれた親へ。共に喜び、悩んだ友人へ。厳しくも温かく見守った地域へ ▼8日行われた名護市成人式でも多くの「 ...
<金口木舌>普通に暮らす
2017/01/07
「人間がただ『普通』に暮らすこと。それを問題に据えないといけない世の中なんです」。ルポライターの鎌田慧さんの言葉だ ▼鎌田さんの指摘の通り「ただ普通に暮らす」 ...
<金口木舌>光と風の建築
2017/01/07
昨年暮れに77歳で亡くなった建築家、国場幸房(ゆきふさ)氏。夜ごとなじみの店をはしごして「幸房パトロール」と称していたという。初対面の金口子にも気さくに語り掛 ...
<金口木舌>ハチドリのひとしずく
2017/01/06
今年は酉(とり)年。地球上には約1万種の鳥が生息する。世界最大は2メートルを超すダチョウ、最小は5センチ前後のハチドリの仲間だ。そのハチドリにまつわる話が南米 ...
<金口木舌>将来ビジョンを描こう
2017/01/05
開発途上の国々に土地を提供し、移住してもらう。この「逆植民地」では「逆宗主国」が施政権を持ち、地域社会の経営に責任を持つ。行政、警察、学校なども移し、移住者は ...
<金口木舌>貘さんと雑煮
2017/01/04
正月の食事は雑煮と決めている。新春の風情が味わえるし、何より手軽でおいしい。かくして三が日は雑煮ざんまい。酒席続きで弱った胃腸にもやさしい ▼108年前にも同 ...
<金口木舌>善意銀行
2017/01/03
辞書を開くと、探している言葉以外の項目が目に止まり、読み始めてしまうことがある。目を引く図版が載っている百科事典だとなおさらだ。目的以外のことで時間を費やして ...
<金口木舌>諦めない心を
2016/12/31
欧米では、鶏の鳴き声には悪いものを追い払う力があるとされる。グリム童話の「ブレーメンの音楽隊」にはロバ、犬、猫、鶏が登場する。鶏は鳴き声で泥棒を追い払った ▼ ...
<金口木舌>「歴代宝案」を「世界の記憶」に
2016/12/31
この1年、沖縄は本当に日本の一部なのかと、憤ることが多かった。一方で世界のウチナーンチュ大会もあり「世界の中の沖縄」ということを考えた人も多かったのではないか ...
<金口木舌>バジル・ホールの碑の前で
2016/12/30
那覇市の泊外人墓地に「WM HARES」と記された古い墓がある。西洋人として初めてここに葬られた英国人水兵の墓だ。一度改修されたが「1816」の刻銘が建立年だ ...
<金口木舌>今と重なる志士の嘆き
2016/12/29
今月、琉球王国と深い関係にあった中国福州市を訪れた。古い街並みの一角に琉球墓園がある。そこに眠る琉球人の一人、毛有慶の墓に出合った ▼毛は1879年の「琉球処 ...
<金口木舌>庶民の矜持
2016/12/28
ネーネーズ「黄金の花」の作詞者で、昨年11月に他界した岡本おさみさんに「義務」という1971年の作品がある。デモに出掛ける夫と「いかせたくない」という妻の会話 ...
<金口木舌>分かり合う機会に
2016/12/27
月日は駿馬(しゅんめ)が駆けるようにあっという間に過ぎ去っていく。沖縄の言葉に「月(チチ)ぬ 走(ハ)いや 馬(ンマ)ぬ走い」とある。時を大切に、ということだ ...
<金口木舌>クリスマスイブの「光」
2016/12/26
クリスマスイブに「光」を見た。ペットボトルをかぶせた119本のライト。並んだ黄色い光が米軍キャンプ・シュワブの夜のゲート前を照らした ▼名護市に住む男性が20 ...
<金口木舌>逃げ恥学ぶ「愛情の搾取」の意味
2016/12/25
「逃げ恥」の愛称まで付いた人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が終わった。主人公の女性が、家事代行の給与をもらいながら、恋愛経験ゼロの男性と「契約結婚」をする ...
<金口木舌>「忘勿石」守る責任
2016/12/24
西表島南風見田(はえみだ)浜にある「忘勿石(わすれないし)之碑」の保存会長として、碑の管理と「忘勿石」の保存に尽くしてきた平田一雄さんが3日、亡くなった。83 ...
<金口木舌>政治の病は言葉から
2016/12/23
先週の日ロ首脳会談で北方領土交渉はゼロ回答だった。にもかかわらず、安倍晋三首相はその夜、各局の報道番組にはしご出演し、「平和条約への重要な一歩」と自賛した。成 ...
<金口木舌>偏見に歴史認識の壁
2016/12/22
「沖縄ではゴキブリを食べているの」。東京で学生時代を過ごした22年前、東京出身の同級生にこう聞かれて驚いた。沖縄出身者が「日本語うまいね」と言われた体験も多く ...
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