「願うのは仕次ぎができる平和の世」泡盛川柳、最優秀に渡嘉敷さん 他の入賞3作ユーモアも


「願うのは仕次ぎができる平和の世」泡盛川柳、最優秀に渡嘉敷さん 他の入賞3作ユーモアも 泡盛グラス(イメージ)
この記事を書いた人 Avatar photo 謝花 史哲

 県酒造組合は1日の「泡盛の日」に合わせ、第4回泡盛川柳の審査結果を発表した。367人から計941句の応募があり、ペンネーム渡嘉敷五福さん(沖縄県)の作品「願うのは仕次ぎができる平和の世」が最優秀賞に選ばれた。選考ではウクライナ危機やガザの人道危機などに触れ「(沖縄戦で)100年以上の古酒のほぼ全てを失った沖縄で希求するのは平和の世だ」として、仕次ぎの古酒を後世に伝えられる時代が長く続くよう「うたっている」などと評価した。渡嘉敷さんには泡盛「紺碧5升甕(がめ)43度(9千ミリリットル)」が贈られる。

 他の入賞作品は次の通り。(敬称略、名前はいずれもペンネーム)

 【優秀賞】「お前には娘やってもカメやらぬ」(沖縄県、さーふーふー)

 【佳作】「開ける古酒あまりの美味(うま)さにすぐ閉める」(同、りんどまん)

 【ユーモア賞】「ウチカビにかけてしまった父の古酒」(同、bsc)

(謝花史哲)