国頭の特産品、東京・青山のマーケットに初出店 野菜やタルト、コーヒーずらり


国頭の特産品、東京・青山のマーケットに初出店 野菜やタルト、コーヒーずらり 青山ファーマーズマーケットに出店した国頭村のブース=9日、渋谷区神宮前
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 【東京】国頭村は9、10の両日、渋谷区の青山ファーマーズマーケットに初出店し、地元産品を大消費地でアピールした。シークヮーサーやズッキーニなど農産物をはじめ、国頭漁業協同組合の加工品、安田産のコーヒーなどオリジナルがずらり。多様な客層に「素の自然が残るリアルなやんばる・国頭村」を売り込んだ。

 出店したのは具志堅農園など3事業者。地元ではおなじみのシークヮーサーも都内では目新しく、消費者の目を引き購入が相次いだ。出店者によると「売れ筋は野菜が中心だが、アップルバナナのタルトなど加工品も注目商品」と言う。合同会社のナチュラルセレクションはダイエット効果が期待できるタイガーナッツなどを販売。漁協は三種の味わいが楽しめるグルクマフレークなどを売り出し、関心を集めた。

 認知度に課題があると言う国頭村農林水産課の岡田高明さんは「県外に商品を出してみて初めて価値が分かるものもある。地元生産者と都内を結び、国頭のファンが増えてブランディングができれば、堅調な商売につなげていける」と期待を込めた。

 (斎藤学)