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ダイハツ不正問題 沖縄県内の販売店「個別で相談に応じる」 HPに経緯も掲載


ダイハツ不正問題 沖縄県内の販売店「個別で相談に応じる」 HPに経緯も掲載 ダイハツ工業のロゴ
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 ダイハツ工業が自動車の「型式指定」認証申請を巡り不正をしていた問題で、関係車種を取り扱う県内の販売会社ではホームページに経緯を掲載し、顧客へは個別の相談に応じるなど、対応を進めている。

 国土交通省による立入検査の結果、特に悪質な不正であると判断されたダイハツ「グランマックス」、トヨタブランドで生産していた「タウンエース」、マツダブランドの「ボンゴ」の3車種(いずれもトラックタイプ)の型式指定が取り消される見通しだ。

 県内で28店舗を展開する沖縄トヨタ自動車(浦添市)の担当者は、型式指定を取り消す方針が示された車種について、県内での引き渡し予定の台数は少なく、新たな購入の予約は入っていないことから「県内での影響は小さいのではないか」とした上で「お客さまには丁寧に説明を行っていく」と話した。

 ダイハツ工業の子会社、琉球ダイハツ販売(浦添市)は17日、ホームページにダイハツ工業の奥平総一郎社長名の案内文を掲載。不正が指摘された点について「実車試験などによる社内での技術検証で性能基準を満たしていることを確認しており、すぐに使用を中止する必要はありません」と説明した。

 担当者は「不安を感じる方に対しては個別で相談に応じていく」と案内している。問い合わせ先は(0120)055789。

(普天間伊織、玉寄光太)