徳森養鶏場(うるま市、ノーマン裕太ウエイン代表)の塩バウムクーヘン「くがに物語」が2日から、羽田空港第2ターミナルの情報発信型カフェ「和蔵場(わくらば)」での販売を開始した。ノーマン代表は「うるまを全国に届けていきたい」と思いを語る。
くがに物語は徳森養鶏場でうるま市特産品の黄金芋を餌に与えた鶏が産んだ「くがにたまご」と、浜比嘉島の高江洲製塩所の塩を使用したバウムクーヘン。まわりを塩でコーティングし「しょっぱ甘い」味わい。水分量を調整し、ふんわりしっとりの食感にこだわった。
羽田空港への出品に合わせて、商品だけでなくパッケージも新しくした。市在住の紅型作家、山内邦恵さんの作品を表紙に使用し、箱には卵をイメージした白と黄色を配色した。「うるま市をひっさげた商品」とノーマン代表は説明する。
4日までノーマン代表や弟で農家タレントとして活躍するノーマン渉太トーマスさんが店頭に立った。試食した客からは「しっとり感がおいしい」「塩って面白い」と好感触だったという。3日間で約70個を販売した。
くがに物語は現在、うるマルシェと徳森養鶏場のオンラインショップで購入可能。今後は県内でも販路拡大を目指している。税込み1480円。