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観光客コロナ禍前の7割強に回復の見込み GW中心に需要好調 4~6月、OCVB予測 沖縄


観光客コロナ禍前の7割強に回復の見込み GW中心に需要好調 4~6月、OCVB予測 沖縄 にぎわう国際通り
この記事を書いた人 Avatar photo 與那原 采󠄀恵

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は26日、4~6月の入域観光客数が前年度比10・5%増の218万6千人になるとの見通しを発表した。国内客は4、5月はゴールデンウィーク(GW)を中心に需要が好調に推移する見込みで、海外入域も空路の予約が堅調に推移していることから、新型コロナウイルス拡大前の2019年比でも7割強の水準まで回復する見込みとなる。

 4月の入域客数は72万9千人。国内空路客は前年同月比3・4%減の58万1千人で、海路は同約4・3倍の6千人の見通し。海外空路客はバンコク―那覇路線の新規就航などで、同91%増の11万5千人を見込む。海路は台湾、中国、香港から12回の入港があり、同4・2倍の2万7千人とする。

 5月の入域客数は71万5千人。国内空路客はGWの旅行需要などから好調に推移し、56万4千人とする。海路は6千人。海外空路客は仁川―那覇路線の増便、仁川―下地島路線の新規就航などから、同84・8%増の11万7千人を予想する。海路は香港や上海などから8回の入港で2万8千人。

 6月の入域客は74万2千人とする。国内空路客は57万7千人、海路は9回の入港(うちフライ&クルーズ7回)で1万人を見込む。海外空路客は同76・2%増の12万人で、海路は11回の入港から3万5千人とした。

 (與那覇智早)