おきぎん経済研究所は12日、今年4月に開催された「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」の経済波及効果が22億7259万円だったと発表した。今年の映画祭参加者は約5万5千人で、昨年の約3万5千人を1・6倍上回った。うち県外観光客は1万3750人と推計。県外客の支出増が経済効果を底上げしたとみられる。
県外観光客による消費支出は14億3734万円で、内訳をみると、「宿泊費」が5億3741万円、「飲食費」が2億8557万円、「土産・買物費」が2億5056万円、「交通費」が1億8625万円と続いた。開催・運営にかかる事業費支出は1億4195万円で直接支出の総額は15億7929万円だった。
さらに生産誘発などによる間接効果を加味すると、今回の経済波及効果の推計値となり、直接支出額に対して約1・44倍の効果をもたらした。雇用者誘発効果は231人だった。
(当間詩朗)
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