マメ科の植物「バタフライピー」の普及拡大を目的に、バイオベンチャーのバタフライピー研究所(那覇市、王鵬龍社長)とバタフライピー産業推進団体は、8月18日を「バタフライピーの日」に制定した。認知度向上や取り扱い事業者の拡大を目指す。
数字の「818」の並びが、羽を広げたチョウチョ(バタフライ)に似ていることや8月に生育が活発になることから、同日を記念日に選定した。
バタフライピーは2021年から同研究所が国内初となる産業化に乗り出した。同研究所によると、抗酸化物質「アントシアニン」を多く含むという。24年の生産量は約5トン、25年は約10トンを見込む。オリオンビールや御菓子御殿など事業者とも連携し、バタフライピーを利用した商品展開にも力を入れている。
12日に那覇市の県庁で制定を周知する会見を開いた王社長は「取り扱う企業を増やし、バタフライピーの市場を活性化させたい」と意気込みを語った。制定を記念したプロジェクトも立ち上げ、新たな商品の開発やイベントなども計画している。
(新垣若菜)