沖縄銀行(山城正保頭取)は9日、米経済誌フォーブスが選定する「WORLD’S BEST BANKS2024(世界の銀行ランキング)」に県内金融機関として初めて選出されたと発表した。
10日に創立記念日を迎えるのを前に、山城頭取は「地域社会の価値向上のために取り組んできたことが多くの方々に評価されて光栄だ。これからもお客さまに選ばれ続ける銀行を目指したい」とコメントした。
![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/2024/07/RS20240709G00365010100_00.jpg?fit=700%2C700)
同ランキングはドイツのオンラインプラットフォーム「Statista(スタティスタ)」が世界33カ国の銀行顧客4万9千人に満足度などを尋ね、集計された。今年6月、世界の金融機関から403機関が選定され、日本国内からは沖銀を含む33行が選ばれた。
沖銀の評価が高かったのは信頼性(金融機関としての安定性)、取引条件(手数料、金利など)、アプリの使いやすさなどのデジタルサービス、待ち時間などのカスタマーサービス、金融アドバイスの質などの項目。フォーブス社は評価の詳細を明らかにしていないが、アジア中心の顧客が沖銀の銀行業務を評価したとみられる。
沖銀は運営するアプリ「おきぎんスマート」を独自に開発した。独自開発することで投資信託の銘柄など多種多様な新商品を、アプリ開発業者を通さず、スムーズに提供することを可能にした。こうしたデジタルサービスの豊富さや利便性が高い評価につながったとみられる。
(当間詩朗)