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沖縄県内のマンゴー生産量は? <ニュースはじめの一歩>


沖縄県内のマンゴー生産量は? <ニュースはじめの一歩> 生産量日本一の県産マンゴー
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

  最近、マンゴーの新ブランドが誕生したとニュースで見ました。県内でマンゴーはどれぐらい生産されているんですか?

  マンゴーは沖縄が生産量日本一を誇る県産フルーツの代表格です。2023年の県全体の生産量は2041トン(前年比14%増)でした。地区別では、北部が454トン、中部が113トン、南部が587トンで、宮古が640トン、八重山が247トンです。

 23年は県内各地に大きな被害を及ぼした台風6号の影響で、県内の農作物の生産量は軒並み減少傾向でしたが、マンゴーは収穫終盤だったこともあり、生産量に大きな影響はありませんでした。

 県産マンゴーのブランド力を高めるため、JAおきなわが11年に、最高級品として糖度15度以上で重さは460グラム以上の「美らマンゴー」の発売を始めました。続いて、今年6月には「美らマンゴー」に次ぐ品質の「プレミアムマンゴー」も売り出しています。宮崎県の高級マンゴー「太陽のタマゴ」など県外のライバル商品に対抗する目的もあります。

 県、農業団体などで構成する県農水産物販売促進協議会は2000年、マンゴーの販売促進のため、出荷最盛期である「7月15日」をマンゴーの日に制定しました。県内では各地で、その日に合わせたイベントなどが開催されています。

 生産者の生産意欲、技術向上を目的としたマンゴーコンテストも毎年開かれています。今年は12日に表彰式があり、平均糖度15・7度の高品質な44品の出品が県内各地の農家からありました。