時給952円への引き上げが決まった2024年度の県内最低賃金が9日、発効した。56円の増額は過去最大の引き上げ幅となった。
全国47都道府県で50~84円の引き上げがあり、改定額の全国加重平均額は1055円(昨年度1004円)。同額は1978年度に目安制度が始まって以来の最高額となった。
沖縄は、国の中央最低賃金審議会が示した引き上げ目安の50円に比べ6円高い引き上げとなったが、全国では依然として低い水準となっている。 沖縄労働局では、最低賃金の引き上げに伴い、業務改善助成金やキャリアアップ助成金など事業者が賃上げに対応するための各種支援の活用も呼び掛けている。
(新垣若菜)