沖縄県は2日、10歳未満から90代の209人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。月曜日として過去最多。療養者数は2829人、直近1週間の新規感染者数は2490人でともに最多を更新した。
新規感染者209人のうち、推定感染経路が判明しているのは82人で、内訳は家庭内43人、職場と施設、友人・知人が各9人、飲食8人、その他4人。残り127人の感染経路は現時点で判明していない。
居住地別では、那覇市が最多で72人、浦添市29人、沖縄市24人など。年代別では、20代が57人と最も多く、10代34人、30代29人と続いた。
県によると7月25~31日までの1週間の陽性者のうち、飲食が原因と思われる陽性者は159人だった。前週(18~24日)の55人から約3倍の増加で、飲食を介した感染が増えている。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は164・31人で全国最多。
入院中は528人で、そのうち重症・中等症は344人に上る。県によると、入院した場合は10日間症状がないことを確認して入院解除となるが、県の糸数公医療技監は「通常は入院しその期間を過ごすが、今は症状が軽くなった時に病院からホテルや自宅に療養先を変えている。それを行わないと回らない状況だ」と説明した。
米軍関係は1日に普天間基地とキャンプ・ハンセン、キャンプ・フォスター、キャンプ・コートニーで各1人、2日にキャンプ・ハンセンで2人の感染が報告された。累計は1643人になった。
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