新型コロナウイルス感染拡大防止のため、沖縄県が民間の大型商業施設を対象に、土日・祝日の休業要請をする中、7日、3連休初日が始まった。「生活必需物資」が対象外のため、施設によって営業判断は分かれている。施設の「休業」を知らずに訪れた観光客からは「今は来ない方が良かったのかな…」との声が漏れた。
県が休業を要請したのは、床面積千平方メートルを超える商業施設で、期間は7~9日の連休と14、15日の計5日間。豊見城市豊崎の沖縄アウトレットモールあしびなーはこの間、一部の飲食店を除いて休業を決めた。感染者の急増を受け判断したという。
國枝江里子支配人は「生活必需品を取り扱う店舗もあるが、要請を受けて一部を除いて休業を決めた。一日も早い収束に期待したい」と語った。
事前の報道や告知があったためか県民の姿はあまり見られなかったが、事情を知らない観光客がひっきりなしに訪れた。家族と訪れた愛知県の女性(35)は「沖縄旅行が3泊3万円で安かったので遊びに来た。休みになっているとは知らなかったので、どこに行けばいいんだろう」と声を落とした。
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