沖縄県は22日、10歳未満から80代の586人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数は前週の同じ曜日より75人の減少となったが、日曜としては過去2番目に多い。県内の重症患者は26人、自宅療養者は2821人といずれも過去最多を更新した。
新規感染者数のうち、推定感染経路が判明しているのは248人。内訳は家庭内170人、職場28人、知人友人19人、施設14人、飲食6人、その他が11人。残り338人の感染経路は現時点で判明していない。
年代別では20代が135人で最も多く、30代99人、40代93人と続いた。
県内の累計感染者数は3万7468人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は317・65人で全国最多となっている。
県によると、自宅療養する患者に電話して健康観察を行うほか、症状の落ち着き具合などから判断した3割程度の自宅療養者には、音声ガイダンスで健康状態を確認する自動架電システムを活用している。
県内の感染状況について、県の糸数公医療技監は「病床の調整はかなり厳しい。旧盆で人の接触機会が多ければ、先週を上回る数で推移する可能性もある」として引き続き感染対策の徹底を呼び掛けた。
米軍関係は日曜のため県への報告がなかった。
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