沖縄県は20日、10歳未満から70代の20人が新たに新型コロナウイルスに感染し、5例のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。クラスターの累計は347例となった。重症者数は6日連続ゼロで、新規感染者数は前週の同じ曜日から12人減少した。自宅療養者数は106人となり、前日の78人から再び100人を超えた。
5例のクラスターの確定日は7~8月。343例目は豊見城市内のスポーツチームで、10~50代の男女17人が感染した。県外遠征から帰沖後に感染が確認された。344例目は沖縄市内の医療機関で50~80代の女性5人が感染した。内訳は入院患者3人、職員2人。345例目は浦添市内の保育施設で10歳未満~20代の男女5人が感染した。内訳は園児3人、職員2人。低年齢の園児のマスク着用が難しく、感染対策が不十分だったという。346と347例目は家族内感染で、いずれも5人が感染した。
19日発表の石垣市にある障がい者支援施設での感染に関連し、新たに6人が感染した。新規感染者のうち感染経路が判明したのは14人で、施設内6人、家庭内と友人・知人がそれぞれ4人。
65歳以上高齢者の1回目ワクチン接種率は90%に到達した。米軍関係の新規感染者はゼロだった。
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