辺野古にも軽石、工事ストップ サンゴ移植や土砂の陸揚げできず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
辺野古の海岸に漂着した軽石 =8日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】名護市の大浦湾に8日、軽石が漂流しているのが確認された。辺野古の海岸にも漂着した。軽石の影響で、沖縄防衛局は米軍普天間飛行場の代替施設建設に向けた土砂の陸揚げ作業やサンゴの移植作業を一時中断した。

 辺野古新基地建設に抗議する市民らによると、軽石は11月初旬ごろから漂流し始めた。沖縄防衛局は本紙の取材に対し「現地の状況を踏まえて揚土作業やサンゴの移植作業を一時中断した。今後は現地の状況を踏まえて引き続き作業を実施していく」と回答した。

【関連ニュース】

▼伊是名島ではガソリン給油制限も…軽石が輸送阻む
▼【水中写真と動画】軽石の層ぎっしり「流氷の海を潜るよう」
▼死んだ魚の胃に詰まった大量の軽石…漁業関係者「災害だ」 国頭でいけすの魚に被害
▼【一覧表・市町村の軽石被害】船、観光、漁業…「海人が生活できない」
▼軽石の除去方法は?行政がすべきことは? 専門家に聞いた