ハンセン米兵、クラスター渦中に酒気帯び容疑 深夜外出の北谷で 沖縄県警逮捕


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沖縄県警のパトカー

 沖縄県警沖縄署は20日、酒気を帯びた状態で車を運転したとして、米軍キャンプ・ハンセン所属の米海兵隊上等兵(25)を道交法違反(酒気帯び運転)の容疑で現行犯逮捕した。「酒を飲んだことに間違いない」と容疑を認めている。

【写真】それでもマスクなし「禁止されてない」…街を歩く米兵

 逮捕容疑は20日午後11時47分ごろ、北谷町美浜の国道58号で、基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)を約4倍上回る酒気を帯びた状態で車を運転した疑い。

 キャンプ・ハンセンでは、21日までに約200人のクラスター(感染者集団)が判明している。玉城デニー知事は、在沖米軍や外務省沖縄事務所にハンセンからの外出禁止やハンセンの全員PCR検査の実施などを求めている。

 米兵の感染拡大が続く中、ハンセンの米兵が酒気帯び運転で逮捕されたことで、米兵のモラルの低さだけでなく行動制限なく飲み歩いていることが露呈した。キャンプ・ハンセンの基地従業員4人からオミクロン株の陽性が判明しており、県民へのさらなる感染拡大が懸念されている。

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