沖縄県は19日、新たに10歳未満から90代の666人が感染したと発表した。新型コロナウイルスに感染した那覇市の90代女性が死亡し、死者の累計は422人となった。新規感染者の年代別で100人を超えたのは10歳未満の135人と10代の112人で、両世代の割合は37・1%に達した。
クラスター(感染者集団)は新たに9例を発表した。那覇市内の福祉施設5カ所、事業所1カ所、3家族。
福祉施設では職員が一緒に食事したり、利用者のマスク着用が困難な状況があったりして感染が広がったとみられるという。
新規感染者数は前週土曜日の約2倍。県は先週の土曜が検査数が制限される公休日の翌日だったことなどから、今後の推移を注視する姿勢を示した。推定感染経路は、確定例の接触者が341人で、内訳は家庭内219人、友人・知人75人、施設内23人、職場内16人、その他7人、飲食1人。残り325人は調査中。
在沖米軍の新規感染者は49人。内訳は嘉手納基地19人、ハンセン11人、キンザー5人、普天間基地、フォスターが各3人、トリイ通信施設が2人、ホワイトビーチ、コートニーが各1人、不明4人だった。
(仲村良太)
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