玉城沖縄知事「あってはならない」と不快感 「米兵が記者に銃口」で見解


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記者団の取材に応える玉城デニー知事(手前)=4日、県庁

 米軍那覇港湾施設(那覇軍港)で訓練中の米兵が基地の外にいた琉球新報記者に銃口を向けた件について、沖縄県の玉城デニー知事は4日、那覇市の県庁で記者団の取材に「けしからん。絶対にあってはいけない」と不快感を示した。

>>「米兵は銃を構えて数秒間静止していた」記者が撮影時の様子を語る

 在沖米陸軍は4月1日、事実関係について「武器は記者を指していない。全ての武器は弾薬が入っていない状態だった」と沖縄防衛局を通じて本紙の取材に回答している。

 玉城知事は4日、記者団の取材に「たとえ訓練で弾が入っていないということであっても、ポーズでもそれ(銃口)を向けることは、県民に対して敵視しているということになる」と指摘した。

 本紙記者は3月31日、那覇軍港のフェンス沿いに置いた脚立から、軍港内の倉庫前で米軍が実施していた訓練を撮影した。その際に、倉庫から出てきた米兵1人から銃口を向けられた。兵士は民間地側に銃を構えた状態で数秒間、記者の方を向いて静止した。


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