琉球新報社 
【北部】本島北部が舞台のＮＨＫ連続テレビ小説「ちむどんどん」の放送が１１日始まった。北部１２市町村の観光協会などでつくる「やんばるチームどんどん協議会」（當山清博会長）は本部町産業支援センターで初回の視聴会を開催した。観光関係者ら８０人近くが、画面に映る地元の風景などに歓声を上げ、放送に伴う地域活性化を期待した。
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同協議会は「やんばるはてぃーち（一つ）」を合言葉に同作を応援し、各地の魅力をＳＮＳなどで発信している。
同作はやんばる生まれのヒロイン比嘉暢子が、沖縄が日本に復帰した１９７２年に本土に渡り沖縄料理に夢を懸ける姿を描く。初回は子ども時代の暢子が、自然の中で伸び伸びと成長する姿が放送された。
やんばる各地の風景やシークヮーサー、ゴーヤーチャンプルー、サーターアンダギーなど食文化も次々登場し、参加者は「おお」「いいね」と声を上げつつ１５分間の放送を見届けた。
東村観光推進協議会の渡久山真一理事長は「『行きたい』と思ってもらえる東村の魅力を発信し、民泊にも一層注力したい」と語った。當山会長は「食やしまくとぅばを伝え、北部の周遊観光を促進したい」と意気込んだ。
（岩切美穂）
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