滝本 匠 
沖縄県知事選や市町村議員選挙が集中する統一地方選の告示が４日と６日に迫る中、台風１１号の沖縄地方への接近に伴い選挙の準備作業にも影響が出ている。県選挙管理委員会によると、複数の自治体で暴風に備えて選挙ポスター掲示板の撤去を予定している。
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県選管によると、公職選挙法の条項に台風の襲来による告示日の延期は規定にないという。暴風警報が発表されていても告示されるため、県選管は告示の準備を進めている。県議補選も同じ扱いになるという。
４年前の２０１８年９月３０日に実施された沖縄県知事選では、台風２４号の接近により同２９日に沖縄地方に暴風警報が発表された。期日前投票所が閉鎖されたり、うるま市の浜比嘉島など６島８カ所で２８日に繰り上げ投票になったりするなど影響が出た。
▼前回の沖縄県知事選の結果は…
街頭演説は３日攻防の２日目となる金曜日（９月２８日）で事実上の打ち上げ式を終える事態も。投開票の３０日当日も台風による影響で県内各地で停電が発生し、糸満市では停電の中で開票作業が行われた。
投票日に台風襲来が重なった場合について県選管は、投票が難しいと判断された場合は繰り延べ投票などの可能性が出てくると説明している。
選挙ポスターの掲示板の撤去については各市町村選管の判断になる。県選管としては、まずは補強して、やむを得ない場合は撤去して再設置するよう各選管に通知している。県選管に入っている報告によると、沖縄市と北谷町、西原町、南大東村で掲示板を撤去するとの連絡があるという。
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