沖縄にコストコ「24年夏までの開業目指す」 不発弾対応などでずれ込む 南城で住民説明会


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造成工事などが行われているコストコの進出予定地 =16日、南城市玉城垣花

 【南城】会員制の米系大手量販店「コストコ」が南城市玉城垣花に出店する計画について、運営するコストコホールセールジャパン(千葉県)は16日に南城市役所で開いた住民説明会で、2024年夏までの開業を目指すと明らかにした。大規模小売店舗立地法に基づく説明会で、建物配置図や店舗の概要、開業後の周辺の交通予測、騒音等について説明した。

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 会場に集まった多くの市民からは周辺道路の渋滞を懸念する声は上がったものの開業自体への反対意見などはなかった。

 雇用人数は250~450人を予定する。同社の担当者は「店舗に近い南城市在住者を中心に採用したい」と述べた。

 関係者によると、同社は来年秋ごろの開業を目指していたが、不発弾の対応などで造成工事が遅れ、開業時期も大幅にずれ込んだ。担当者は「遅らせざるを得ない。再来年の夏までには開業させたい」と強調した。造成工事のめどが付き次第、地権者らで構成する南城市つきしろIC南土地区画整理組合と用地の売買契約を交わし店舗の建築工事に着手する予定だ。

 店舗名は仮称で「コストコホールセールジャパン沖縄南城倉庫店」。店舗面積は1万503平方メートル、駐車場収容台数は720台。営業時間は午前7時~午後9時。店内には生鮮・加工食品や日用雑貨、家電、衣料のブランド商品などを並べ、低価格で販売する。敷地内にはガソリンスタンドや非会員でも購入できる調剤薬局なども開設する。

 店舗周辺の区画整理事業地には公園や市道、住宅地などが整備される。関係者によると、大手飲食店や小売店など、企業数社が進出を希望しているという。

 コストコは世界13カ国842店舗を展開し、国内は今年6月時点で31店舗ある。
 (金城実倫)

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