16日に開催された第37回全日本トライアスロン宮古島大会でスイム中に救助され、その後死亡が確認された男性が、和歌山県の弁護士、藤井幹雄さん(62)だったことが19日、関係者への取材で分かった。死因は公表されていない。
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藤井さんは1989年から5年間、沖縄弁護士会で活動し、海上自衛隊の施設を巡る那覇市情報公開取り消し訴訟などに関わった。
95年に和歌山弁護士会に登録。人権派として知られ、毒物カレー事件で被告人の弁護人も務めた。日本水泳連盟評議員、和歌山弁護士会長などを歴任した。
コロナ禍前の2019年の全日本トライアスロン宮古島大会で18年連続完走を果たした。事務所のホームページに「愛する宮古島なくして今の私はない」と記していた。
19年の参院選和歌山選挙区、21年の衆院選和歌山2区に立憲民主党から出馬し、落選した。
21日午後7時から通夜、22日午後1時から告別式が、和歌山県橋本市高野口町大野346の1、セレモニーホール紀の川高野口で営まれる。喪主は長男の洋樹(ひろき)さん。
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