沖縄出身バンドHYが主催する「HY SKY Fes 2024&前夜祭」が3月22~24日の3日間、沖縄市の県総合運動公園多目的広場で開かれた。人気アーティスト16組が出演。県出身のMONGOL800やAwichがHYとのスペシャルコラボを披露するなど、観客を魅了した。3日間で25000人が来場。沖縄の青空の下、“夏フェスの始まり”を告げたステージの様子を写真でリポートする。
(取材=田吹遥子、撮影=G-KEN、根原奉也、仲本潤)
DAY1
1日目に出演した槇原敬之は「もう恋なんてしない」「どんなときも。」などの名曲で優しい歌声を響かせた。沖縄をよく訪れると言う槇原が「自分んちに帰ってきたみたい」と笑顔で話すと観客もうれしそうに応えた。最後は「世界に一つだけの花」で締めた。
沖縄でのフェス初出演になるDISH//は「No.1」などで駆け抜けた。ヒット曲「猫」の大合唱が、柔らかな西日と共に会場を包んだ。
この日のトリはスカイフェス初参加のMONGOL800。キヨサクが「夏フェスの始まりがスカイフェスで、最後の夏フェスは11月に」と語り、主催フェスの今年の開催を知らせて盛り上がった。「Don’t Worry Be Happy」ではHYの仲宗根泉と新里英之も登場し、曲に合わせて踊った。
DAY2
2日目のちゃんみなは、「ハレンチ」などでキレッキレのダンスとラップを披露し、「サンフラワー」で涼やかな歌声を響かせ、多彩な魅力を発揮した。
氣志團は「One Night Carnival」を歌った後、その歌詞をHYの「AM11:00」のメロディーにのせて歌い、会場は笑いが絶えなかった。
Awichは香港公演を終えた足で会場入り。「世界中で出会う人と琉球の心を持って接すると輝くものがあると言われる」と語り、いとおしそうに「琉球愛歌 Remix」を歌い上げた。
フィナーレのHYで、会場は大入り満員。ドラマ化されるバラード「366日」では、観客が持つライトが揺れ、温かな合唱が夜空に響いた。アンコールで歌った代表曲「ホワイトビーチ」は「何万回も歌った中での最高の1回にしたい」と、Awichとのコラボで展開した。