沖縄女性が闘ってきた歴史 県庁、てぃるるでパネル展


沖縄女性が闘ってきた歴史 県庁、てぃるるでパネル展 24日から県庁で始まっているパネル展の様子
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 23~29日の男女共同参画週間に合わせて、県とおきなわ女性財団(大城貴代子理事長)が「復帰50周年 HERSTORY #沖縄の女性たちが次世代へ伝えたいこと―改訂版―」と題したパネル展を開催している。

 県庁では28日まで(午前8時30分~午後5時15分、28日は午後3時終了)、那覇市西の男女共同参画センター「てぃるる」では30日まで(午前9時~午後9時、30日は午後5時終了)。入場無料。

 「HERSTORY」は女性の地位向上などを目指す世界の運動から生まれた言葉。これまでの「HISTORY(いわゆる『歴史』)」を男性目線からの歴史とし、女性の目から見た歴史、「女性史」という意味で使われる。

 今回は2022年の復帰50周年の際に開催したパネル展の内容を大幅に改訂し、「アメリカ世」になった1945年から現在まで、女性たちの活躍や運動に焦点を当てて歴史をたどる。米兵による性暴力事件などの基地問題、トートーメー(位牌(いはい))の継承など、女性たちが直面してきた問題に対して、どのように団結し、行動を起こしてきたのかなどを紹介している。

 また29日にはてぃるるで男女共同参画講座「女(ひと)と男(ひと)とみんなのチカラ~都道府県版ジェンダー・ギャップ指数結果から見る沖縄県のすがた~」も開催される。講師として鳥取県知事や総務大臣などを務めた片山善博氏が登壇する。午後2時から。入場無料。