【東京】宜野湾市での県民大集会に呼応した東京集会(辺野古への基地建設を許さない実行委員会主催)が10日、文京区民センターであった。集会テーマは「沖縄は怒っているぞ ヤマトだって怒りなさいよ」。約200人が集まり「大浦湾へのくい打ちやめろ」「オスプレイ撤去」などと日米両政府へ抗議の声を上げた。
集会は毎年開催している。今年は米兵による性的暴行事件が相次いで発覚したことなどを受け、「米軍人による性暴力を許さない」との訴えも前面に出し、抗議した。
主催者の一人、山野澄子さんはあいさつで「ヤマトだって怒りなさいよというテーマは、沖縄の目線での怒りの共有の呼びかけだ。(日本の)人口の9割超のヤマトが本気を出してわじわじーすれば、多少の展望が開けるかもと大きな期待を寄せている」と参加者に呼びかけた。
集会後に参加者は会場から西神田方面まで約2キロをデモ行進して、沖縄の米軍基地の過重な負担と、米軍人犯罪を公表せず「隠ぺいした」と政府の姿勢を批判し、街頭でアピールした。
(斎藤学)