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自身の手で返還 佐喜真陣営、打ち上げ式 宜野湾市長選 きょう8日投開票


自身の手で返還 佐喜真陣営、打ち上げ式 宜野湾市長選 きょう8日投開票 ガンバロー三唱で気勢を上げる佐喜真淳さんの支持者ら=7日午後6時39分、宜野湾市上原(又吉康秀撮影)
この記事を書いた人 アバター画像 金盛 文香

 8日投開票の宜野湾市長選は7日、選挙戦を終えた。松川正則市長の急逝に伴い急きょ実施された短期間の選挙戦で、立候補した前市議の桃原功さん(65)、元職の佐喜真淳さん(60)の両陣営は市内各地を回り、1票獲得のため奔走した。空に虹が架かり、時折雨が降りつける中、それぞれの陣営は打ち上げ式を開き、勝利を誓って支持者と気勢を上げた。 

  (’24宜野湾市長選取材班)

 佐喜真淳さんの陣営は午後5時半から、宜野湾市の上原交差点で打ち上げ式を開いた。「サキマブルー」のはちまきを身に着けた支援者らが沿道を埋め尽くした。指笛や拍手で迎えられた佐喜真さんは、端にいる支援者にも駆け寄り、握手を交わした。

 連日の遊説で肌はすっかり日に焼けていた。マイクを握った佐喜真さんは「連日連夜、支えていただいた同志のみなさん、ありがとう」と感謝の言葉で演説を始めた。

 任期途中で急逝した松川正則さんをしのび、胸には喪章を着けた。松川市政の継承、西海岸の開発や西普天間住宅地区の跡地利用などの進展、加えて「もう普天間飛行場で苦しまない未来をつくろう。返還は私にしかできない」と、時折声をからしながら力強く訴えた。支援者らは「そうだ」と声を上げ、拍手や指笛で応えた。

 「松川さんに勝利を報告しよう」と必勝を誓い、ガンバロー三唱で締めくくった。佐喜真さんは支援者らの拍手に背中を押されるように選挙カーに乗り込み、最後の遊説に向かった。

(金盛文香)