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大浦湾側の護岸工事、20日にも着手 辺野古新基地建設で 沖縄防衛局


大浦湾側の護岸工事、20日にも着手 辺野古新基地建設で 沖縄防衛局 大浦湾側での本格的な護岸工事に向けたくい打ち試験として海に鋼管ぐいを打ち込む作業船=7月4日午前、名護市の大浦湾
この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報朝刊

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で、沖縄防衛局が20日にも大浦湾側の新たな護岸工事に着手することが分かった。

 当初8月1日から工事を開始すると県に通告していたが、台風の影響などで延期していた。1月に始まった大浦湾側の工事は資材置き場の整備だった。今回は大浦湾側で設計変更に基づく初の本体工事着手となる。

 着手予定の護岸は、埋め立て予定地北側の「A護岸」。整備予定地の一部は海底に軟弱地盤があり、地盤改良工事も予定している。最初に実施するのは地盤改良が不要な箇所で、金属製のくいを打ち込むとみられる。

 防衛局は7月初旬から大浦湾でくい打ち作業の試験を実施。玉城デニー知事は「十分に協議が調うまでは工事を始めるべきではない。しっかり厳守していただきたい」とけん制していた。 

(沖田有吾、明真南斗)