【宜野湾】8日投開票の宜野湾市長選は無所属新人で前市議の桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=と無所属元職の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=による事実上の一騎打ちとなり、激しい選挙戦を展開している。2氏の選対本部長に手応えや有権者に訴えたいことなどを聞いた。
―選挙戦の手応えは。
「遊説の際に市民が家から出てきてくれる。応援してくれる気持ちを強く感じる。過去2回は知事選と同日で選挙活動も分散してしまった部分もある。今回は8年ぶりの単独選挙で、市民も気持ちが盛り上がっている」
「市議らで課題を洗い出し、中身ある92項目の政策を打ち出せた。政策チラシが市民に届き、さらに街頭で訴える。市民本位の市政実現との桃原候補の思いを受け止めてもらっている。街頭で『桃原市政になれば、やっと私も市民になれる』という声もあった。相手候補がいかに国の方だけを向き、市民を見てこなかったかということだ」
―投票率や当選ラインをどう考えるか。
「投票率は60~62%を目指す。当選ラインは2万5千票とみている。相手候補は知名度が高い。桃原は8期27年、市議として、また普天間爆音訴訟団の立ち上げなど市民運動にも取り組んできたが知名度はまだ及ばない。陣営としても知名度向上へ一生懸命だ」
―終盤の取り組みは。
「生活に寄り添う、中身ある政策を打ち出した。政策を知ることが投票に結びつくよう進める。相手の背中に手が届くところにきている。三日攻防で必ず追い抜く」
―訴えたいことは。
「桃原候補は市議8期で市民の声を伝え改善してきた。一人一人と向き合い、市民を守る市政。市民本位、生活者目線の政治を行う。92の政策一つ一つが市民が今、困っていることだ。解決策、改善策を示している」
「相手候補は継承を強調し、具体的に何に取り組むか見えない。私たちはしっかり政策を打った。真正面から政策でもって戦う。それが信頼するにふさわしい候補のはずだ。旧統一教会とのつきあいがあった候補が市長としてふさわしいのかということも訴えたい」