普天満山神宮前に「門前広場」 地域住民の交流の場に 宜野湾・沖縄


普天満山神宮前に「門前広場」 地域住民の交流の場に 宜野湾・沖縄 整備されて開放される普天間門前広場 =12日、宜野湾市普天間
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 宜野湾市は12日、普天満山神宮寺前の「普天間門前広場」のお披露目セレモニーを開催した。6月中旬から供用開始となっていた同広場で祭りや屋台の出店、音楽イベントなどが開催できる。広場にはライトアップされる噴水やベンチ、トイレが設置されている。松川正則市長は「門前広場の活用により一層の交流が図られ、広く活用されていくことを期待している」と述べた。

 2016年の実施設計を経て、23年から工事を開始していた。整備面積は2083平方メートル。総事業費は約12.8億円。防衛省の「普天間飛行場周辺まちづくり支援事業」から補助金(補助率10分の7.5)を得て実施した。駐車場はない。

普天間門前広場のお披露目セレモニーでテープカットをする松川正則宜野湾市長(右から3人目)ら関係者=12日、宜野湾市普天間

 同事業では今後、普天間高校前の国道330号を拡幅して道路沿いに松並木が並ぶ「並松街道」を整備するほか、同街道終点に交流施設を整備する計画だ。

 セレモニーには地域の人々や沖縄防衛局、米軍関係者ら約60人が集った。普天間郷友会による獅子舞演舞が披露された。普天間門前まちづくり期成会の渡名喜庸松理事長は「立派な広場が普天満宮、普天間神宮前に完成した。地域のにぎわいの場として多く利用されることを期待したい」と述べた。

(梅田正覚)