【恩納】恩納村は村内に住む高校生の通学費の負担軽減に向けた独自の通学費補助事業の補助金申請を30日まで受け付ける。申請は、オンラインは1日から受け付け、文書は2日から村教育委員会で受理する。国や県の通学費支援や補助を受けていない生徒が対象。申請した世帯には10月に、夏休み期間中の8月を除く4~9月分の補助金を請求した口座へ一括で振り込む。
村内に15ある各行政区の中央部に近いバス停や施設を居住地の拠点にする。拠点から高校までの距離を5キロから30キロまで5キロ刻みで分け、距離区分に応じて助成額を決める。最短の5キロ未満は月額2千円で、5キロごとに2千円ずつ増額し、最長の30キロ以上は1万4千円を助成する。自家用車や自転車で通学する生徒、保護者負担で運行しているスクールバスの利用者も支援対象となる。居住地の拠点を巡っては当初、村内4小学校の校区を基準とする予定だったが、補助割合に差が出るという意見があり、行政区を基準にした。村教育委の担当者は「対象者はもれなく申請し就学支援の一助にしてほしい」と話した。問い合わせは村教委、電話098(966)1209。
(武井悠)
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