「沖縄用語辞典」の記事一覧
模合 (もあい)
2003/03/01
頼母子講、無尽講の一つで、私的な金融互助組織。親睦的なものから営農資金・機械購入などさまざまな資金造成のために起こされた。寄合(ユーレー)ともいう。琉球では1 ...
『毛氏先祖由来記』 (もううじせんぞゆらいき)
2003/03/01
毛氏の子孫、与名城親雲上盛郁によって書かれた護佐丸を中心とする先祖の伝記。19世紀初期の作品と思われる。儒教的色彩が強く、史実にあわない記述も見られる。類書『 ...
毛国鼎 (もうこくてい)
2003/03/01
1571~1643(隆慶5.8.15~崇禎16.6.16) 福建ショウ州府瀧溪県の人、久米村毛氏の祖。1600年路を失った請封使らを琉球へ送り届けた。その縁で ...
モーアシビ
2003/03/01
農村で、夜、若い男女が集落はずれのモー(野原)に出て遊ぶこと。モーアシビという言葉は、主に沖縄本島中部および南部で用いられたようである。三線弾きが必ずおり、男 ...
モーイ豆腐 (もーいどうふ)
2003/03/01
モーイ(いばらのり)に豚肉、しいたけ、にんじん、かまぼこなどの具を入れ、炒め煮にして型に入れ、豆腐のように固めて作った寄せ物。磯の香りのする素朴な料理で、酒の ...
モクセンナ
2003/03/01
マメ科の小高木。熱帯アジア、オーストラリア原産。葉は羽状複葉、整った樹形に育つ。鮮黄色の花が枝先に10数個集まって咲き、5~6月と10~11月に開花する。街路 ...
黙認耕作地 (もくにんこうさくち)
2003/03/01
駐留米軍施設内の農耕地。基地内への出入りが比較的自由な場所で、土地を取られた住民が農業を始めたのが始まり。1959年、高等弁務官布令20号「軍用地の一時使用許 ...
モクビャクコウ
2003/03/01
キク科の常緑低木。琉球列島や台湾の海岸の岩場に自生する。方言名はイシギク。多数枝分かれしてこんもりとした傘状の樹形を作る。葉に灰白色の毛を密生するため全体が銀 ...
モクマオウ
2003/03/01
モクマオウ科の常緑高木。沖縄で俗にモクマオウと呼ばれるのはオーストラリア原産のトキワギョリュウで、1908年に台湾から種子で導入された。葉のように見えるのは小 ...
本部町 (もとぶちょう)
2003/03/01
沖縄本島北部の本部半島の先端に位置。総面積54.29平方キロ。人口1万4523人。主要産業は観光業で、国営沖縄記念公園に年間200万人が訪れ、また日本一早い桜 ...
本部町大石原のアンモナイト化石 (もとぶちょうおおいしばるのあんもないとかせき)
2003/03/01
国営沖縄記念公園内にあるアンモナイトの化石とその包蔵地。シルト岩中に直径1センチから6センチのアンモナイトを産する。本化石は、中生代三畳紀後期カーニアン世(約 ...
本部朝救 (もとぶ・ちょうきゅう)
2003/03/01
1741~1814(尚敬29~尚コウ11) 歌人。向氏で按司。島津重豪の室、浄岸院の死去にあたり、王府の香奠使として上国。読谷山王子朝恒や与那原親方良矩らの出 ...
本村朝祥 (もとむら・ちょうしょう)
2003/03/01
生没年未詳 近世末期の宮古の頭。向裔氏の5世。1849年、狩俣首里大屋子で惣横目(治安・風俗を監視する役目)を兼務していたとき、役人が百姓から余計に搾取してい ...
戻り駕籠 (もどりかご)
2003/03/01
1939(昭和14)年に玉城盛義が卯年にちなむ「卯年の春」を大正劇場で初演した際、劇中で踊られた舞踊。戦後独立し、大伸座の大宜見小太郎、宇根伸三郎、八木政男で ...
木綿原遺跡 (もめんばるいせき)
2003/03/01
読谷村字渡具知小字木綿原にある沖縄前IV期から弥生並行期の複合遺跡。環中国海に面する海浜砂丘地に立地し、沖縄ではじめての弥生文化と関連する箱式石棺墓が出土した ...
百浦添欄干之銘 (ももうらそえらんかんのめい)
2003/03/01
首里城正殿前の欄干の碑銘で、尚真王の業績を讃える11項を記している。内容は、八重山征伐のこと、武器撤収、ハチマチ()の色・簪によって身分の上下・貴賤を定めたこ ...
モモタマナ
2003/03/01
シクンシ科の半落葉高木。沖縄本島以南の海岸沿いに自生し、旧世界熱帯に広く分布する。別名コバテイシ、方言名はクファデーサー。枝を広く水平に張り、葉は大きな倒卵形 ...
ももちゃら墓 (ももちゃらばか)
2003/03/01
今帰仁村運天にあり、今帰仁へ逃れた第1尚氏最後の王、尚徳王の遺臣の墓と伝えられる。墓内に数個の木棺があって巴の金紋があると『球陽』に記され、明治時代に「弘治1 ...
百度踏揚 (ももとふみあがり)
2003/03/01
生没年未詳。伝承では、護佐丸を外祖父とし、尚泰久を父に持った王女で、勝連の阿麻和利に嫁した。それは権力者同志の政略結婚であり、父尚泰久と夫阿麻和利との争いによ ...
森の川 (もりのかわ)
2003/03/01
宜野湾市真志喜にある泉で、森川公園の一部にある。石積みの樋(とい)から湧く水の清らかさで知られ、天女が水浴したという羽衣伝説が伝わる。後に中山王となる察度(さ ...
モロコシソウ
2003/03/01
サクラソウ科の多年草。関東南部~台湾に分布し、山野の樹林下に自生する。方言名はヤマクニブー。高さ30~80センチになり、花は黄色で下向きに咲く。茎葉は乾燥させ ...
諸見里朝鴻 (もろみざと・ちょうこう)
2003/03/01
生没年未詳 明治・大正期に活躍した異色の言論人。南香と号し、首里士族の出。にもかかわらず特権階級に反発し、特に『琉球新報』を論敵にまわし激しく切り結んだ。〈ス ...
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