「沖縄用語辞典」の記事一覧

　王府で、漆工芸の貝摺師（らでん細工など）、木工職人、絵師などを管理統括した組織。申口双紙庫理の所轄で、いわば王府時代の工芸所といったところ。王府内の調達はもと ...

　ノウゼンカズラ科の高木。熱帯アフリカ原産。葉は大型の羽状複葉で、枝先に橙赤色の大きな花が多数集まって咲き、燃え盛る炎のように見える。成長が早く４、５年で成木と ...

　クワ科の常緑高木。海岸地域に多く自生する。気根がよく発達し、独特の樹形をかたちづくる。防風林、公園樹、庭木、街路樹などに広く利用される。名護のひんぷんがじゅま ...

　方言名カチュー【沖】、カソ【奄】。世界中の温帯域に分布するが、中心は赤道一帯。日本へは黒潮に乗って回遊してくる。黒潮沿岸でカツオ漁が発達したが、近年は衰退。沖 ...

　ラプコン（ＲＡＰＣＯＮ）はRadar Approach Control の略語で〈レーダーによる進入管制〉業務のこと。嘉手納基地を中心に高度６０００メートル、 ...

　石垣島西部に位置する景勝地。湾沿いに川平公園が設けられ多くの観光客が訪れる。湾内では黒真珠の養殖も行われ、島の特産品となっている。湾内と外側のラグーンは有数の ...

　１５５７～１６１２（弘治３～慶長１７．１．２６）　安土桃山時代の武将で、尼子・織田・豊臣に仕えた。秀吉に琉球国を所望して、〈琉球守〉を称し、朝鮮出兵の時に琉球 ...

　米国政府予算計上の占領地域統治救済資金。Government and Relief in Occupied Areas Fund の略称。１９４６年６月、全世 ...

　首里城の正門。歓へ御門（あまへうじょう）ともいう。石造アーチ門になっており、上に木造平屋の櫓（やぐら）を乗せ、門の左右に石獅子が置かれている。尚真王代の建立と ...

　１８９４～１９３９（明治２７．５．２６～昭和１４．７．３１）　教育者。石垣島大浜の生まれ。広島高等師範学校卒。沖縄師範学校教諭、県立第三高等女学校校長などを務 ...

　１８０６～１８５０（尚３．８．２９～尚泰３．７．４）　久米村出身。１８４２年に１２代将軍家の慶賀使として江戸に上り、共著の漢詩集『東遊草』を著す。４４年に進貢 ...

　大宜味村喜如嘉で織られる芭蕉布。戦前まで沖縄各地で織られていたが、戦後、平良敏子らにより喜如嘉でいち早く再開され、一大生産地となった。１９７４年４月、喜如嘉の ...

　「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」に基づき、在日米軍基地を抱える市町村に交付される国の補助金。２０００年度、県内市町村交付額は総額３３億４３１９万 ...

　方言名スルル【沖】、スリン【奄】。ウルメイワシ科の魚。体長１０センチになる。体側に一直線に走る銀白色のオビが特徴。近縁種のバカジャコは黒色帯である。カツオのえ ...

　名護市と宜野座村にまたがる面積２０６２．７ヘクタールに及ぶ海兵隊基地。ヘリパッドや上陸用舟艇、揚陸場などのほか司令部、兵舎、劇場、クラブ、医療施設、機材整備室 ...

　旧立法院棟は、琉球政府初の設計競技で１９５４年に完成。大城龍太郎設計。９２年７月の新議会棟完成で撤去の予定であったが、同年８月に「立法院を考える会」などが発足 ...

　金武町金武にある真言宗の寺で、開基は大和から来た日秀上人。創建は尚真王代の１５２２年。本尊は弥陀・薬師・正観音の三像。山号は金峯山。俗に〈金武の寺〉という。 ...

　マメ科の常緑小高木。中米原産。明治の末期に緑肥植物として導入されたが、現在では原野などに野生状態で広がっている。花は白く、密に集まり径３センチくらいの球形にな ...

　伊平屋村字前泊久里原にある沖縄前II期～後期におよぶ貝塚。集落の北に広がる砂丘地（標高約５メートル）に位置し、東側から西側へ新しい時期の貝塚を形成。沖縄と九州 ...

　琉球古典音楽の呼び方の一つ。祝賀の座で演奏される五節（かぎやで風節、恩納節、中城はんた前節、特牛節、長伊平屋節）の総称。王府時代は、国王の御前で演奏される楽曲 ...

　？～１５３７（？～嘉靖１６）　三司官。馬姓国頭按司家の始祖。父は金丸（後の尚円）を庇護した人物とされる。金丸は即位後に、報恩のため正胤を国頭間切の総地頭に任じ ...

　久米島阿嘉部落の断崖から逆行霧消する髭水と、可憐なカラント屋のカマド小の心を比喩した物語歌。地元では「阿嘉から節」「阿嘉ぬ髭水節」と呼称。二人の恋人を前に激し ...

　比謝川水系の与那原川上流に建設された旧瑞慶山ダムを再開発した県管理の多目的ダム。本ダムと脇ダムからなり、総貯水量は７１０万立方メートル。ダム周辺の環境整備事業 ...