「沖縄用語辞典」の記事一覧

　正式名は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」で、１９７３（昭和４８）年ワシントンで調印。加盟国は１３８カ国（９７年６月現在）。沖縄関係の ...

　さつま芋の澱粉（ンムクジ）を使った料理。代表的な料理に、蒸したさつま芋とンムクジを練り合わせて油で揚げたンムクジアンダーギーや、お好み焼き風のンムクジプットゥ ...

　太平洋戦争における米軍の日本侵攻作戦のなかの沖縄攻略作戦のこと。硫黄島、沖縄を占領して日本本土に直進する経路をさす。当初有力であった台湾作戦は中止され、Ｃ・ニ ...

　フクロウ科の旅鳥。全長２９センチ、耳羽はなく尾が長い。頭から体の上面は一様に黒かっ色で、尾には黒帯がある。夏鳥として東南アジア方面から飛来、県内でも繁殖する。 ...

　カワセミ科の旅鳥、全長２７．５センチ。全身赤っぽいが、下面はやや黄色を帯び、くちばしは太くて赤橙色。足は短くて赤く、尾も短い。肩には紫色の、腰にはブルーの光沢 ...

　追い込み網漁。大型の網を水深１０メートル内外の海底に仕掛け、８人～１０数人が白いヒラヒラを付けたスルシカー（おどし縄）を操りながら、魚群を追い込んでゆく。水中 ...

　琉球八社の一つ。１４６６年、尚徳王が鬼界島（喜界島）討伐を記念して、戦勝の吉兆を得た地として、那覇市安里に建立した。琉球八社のうち唯一、武の神・八幡神を祭神と ...

　キントラノオ科の常緑低木。熱帯アメリカ原産。サクランボに似た果実は酸味が強いが、生食でき、ビタミンＣ含有量が高い。家庭果樹として県内で多く栽培され、ジュース用 ...

　アバサーは、硬骨魚綱フグ目ハリセンボン科に属する魚類の方言名による総称。一般にフグ類は毒をもつものが多いが、この魚類はまったく無毒である。アバサー汁は身や肝臓 ...

　民家の軒四方に差し出た庇（ひさし）の方言呼称。沖縄の民家は雨端柱と呼ばれる自然木の柱が屋根を支える形で軒下に設置されていて、この中間地帯が外来者との接客の場と ...

　日ごろ出入りは厳重な嘉手納飛行場だが、この期間は各ゲートが一般住民に開放される。米軍の住民宣ぶ工作の一環で、カデナカーニバルとして始まり、４０年余の歴史がある ...

　石垣島の南西にあり、上地島（１．７６平方キロ）と下地島（１．５５平方キロ）からなる。通称パナリ。パナリ焼とアカマタ・クロマタの祭祀が有名。上地島は大半が原野で ...

　名護市安和の北方、標高約５０メートルの丘にある御嶽林。２００本余のクバ（ビロウ）が群生し、御嶽名ともなっている。神木とされるクバに守られ、古島（現在地に移動す ...

　那覇市首里石嶺町にあり、沖縄での亀甲墓の始まりとされる墓。１６６７（尚貞１９）年、中国人石工、曾得魯の設計施工によるもので、四世伊江朝敷の依頼を受け、五世朝嘉 ...

　那覇市首里当蔵町にある庭園。庭園名は巣雲園。造営年代は不明、１８００年に来琉した冊封副使の李鼎元はこの庭園で接待を受けており、当時すでに整備されていたことがわ ...

　１９０７～１９８９（明治４０．１．７～平成元・５．２４）　ジャーナリスト。本部町生まれ。早稲田大学独文科卒。『沖縄日報』入社。戦時中は沖縄県立中央図書館の司書 ...

　アカガエル科の大型種。沖縄本島と奄美大島にすむ。体長は１０～１２センチ。緑色の地に紫色の斑紋が散る。自然の渓流域にのみ生息する。夜行性で、繁殖期に雄は鳥のよう ...

　１９２２～２００１（大正１１～平成１３．１２．１１）　元琉球新報社長。早稲田大学卒。那覇市首里出身。７９年１０月、九州沖縄地区では初の超高速度カラーオフセット ...

　１９４５年、県道であった那覇―名護間６５キロを米軍が軍用道路として整備。「米合衆国一号線」（ＵＳＡハイウェーＮｏ．１）の標識を各所に立てた。軍事優先のため、中 ...

　戦前の沖縄で行われた年季奉公。イチマンウイと呼ばれる。最近では「身売り」ではなく、「成人に達するまでの糸満漁民への労務提供」との見方が有力。明治３０年代以降、 ...

　１６４８～１７００（順治５．３．３～康煕３９．１１．４）　尚貞王代の三司官。毛姓八世。父は伊野波親方盛紀。１６７５年平等之側に任じられ、７９年ウコンや甘蔗を監 ...

　とりたての新鮮な魚のこと。昔は糸満漁港などでとれた魚を女性が頭上に乗せ、各家庭を行商して歩いた。近年は個人で商いをする鮮魚店が減ったが、那覇市の牧志公設市場で ...

　西表島にあった炭坑。炭坑夫のほとんどが本土出身者で、募集人から旅費などすべてを借金した人が多かった。労働者を徹底管理、拘束する制度としてできたのが炭坑切符制で ...