「沖縄用語辞典」の記事一覧

　家名。屋号。その家の所在地の方位や地勢、戸主の職業、門中における系譜関係や兄弟の序列などの様々な事柄にちなんでつけられた。かつてはよく用いられたが、最近では、 ...

　ハナダカトンボ科。額が天狗（てんぐ）の鼻状に突き出ているのが和名の由来。腹長２センチ内外。胴よりも翅が長い。１９５１年に発見された西表島の固有種。６月から１１ ...

　方言名ヒージャー【沖】、ピンザ【宮】、ヒンジャ【奄】。沖縄は、古くからブタとともにヤギを食用として好んだ。「ヒージャー汁」は今も郷土料理の定番である。１９３６ ...

　名護市屋部にある地方豪農の民家。木造平屋建ての赤瓦葺きで、屋敷周囲は石垣（一部ブロック塀）が巡らされ、内側はフクギ囲い。中庭に石造のヒンプンがある。母屋の軒の ...

　１８８４～１９４９（明治１７．１１．１～昭和２４．１１．２２）　歌人、小説家、歯科医師、書家。唐名胡之忠。『明星』『スバル』『冬柏』に短歌、『ホトトギス』に小 ...

　三重城と向き合って、那覇港口の防御のために築かれた城塞（砲台）。那覇港南側に１５５４年に築かれたが、沖縄戦で破壊され、現在はない。冊封使録にはここを南砲台、三 ...

　ユーラシア大陸と大西洋北東部分を含むプレート。東はサハリン-日本・琉球列島などの衝突-沈み込み帯、南は地中海-中東-ヒマラヤ-スンダ海溝などの衝突-沈み込み帯 ...

　？～１８０６（？～尚コウ３）　嘉味田兆祥。首里赤平村出身。尚温の冊封のため１８００年に来琉した李鼎元に「中山第一の学者」と称された。李鼎元の発議により琉訳辞典 ...

　沖縄本島中部の東海岸、勝連半島の北東部分と架橋で結ばれた薮地・平安座・宮城・伊計の４島からなる。人口１万３２９３人、面積１８．９５平方キロ。１９９４年、呼称を ...

　周囲２３．７キロ、面積２０．４８平方キロ。１島１町。１９６３年、町制を施行。人口６０９９人。全国的に知られる観光の島。サトウキビ、サトイモ、インゲンなどの栽培 ...

　沖縄の優れた地域特性を最大限に活用し、環太平洋リゾート圏における国際的規模の観光・保養地域の形成を目的に県が１９９０年３月に策定した。同計画は四全総や沖縄振興 ...

　中国によって名付けられた沖縄の国名。古くは流キュウ、流求、流鬼、瑠求などと表記され（ただし『隋書』の流求は琉球説と台湾説あり）、明史以後は琉球に統一。琉球国は ...

　１８７９（明治１２）年以後に組踊の影響を受けて誕生した歌舞劇。初期には「親あんまー」「茶売やあ」等があり、後に「泊阿嘉」「薬師堂」「奥山の牡丹」の本格歌劇が誕 ...

　首里王府の命により鄭秉哲が編集した地誌。１７３１年成立。１３年に成立した『琉球国由来記』の「舛誤（せんご）を公正し、欠少を補集（序文より、原漢文）」して、漢文 ...

　各分野で沖縄県の発展、振興に貢献した人の功績をたたえる賞。琉球新報の創刊７０年記念として１９６３年に創設され、翌年、第１回贈呈式。毎年、創刊記念日の９月１５日 ...

　『琉球新報』の〈琉球俳壇〉に年間を通じて、最も優れた作品を多く投句した人に贈られる賞。１９８０年の創設。当初は正賞、準賞の２つがあったが、第４回からは一本化。 ...

　マツ科の常緑高木。南北大東島を除く吐カ喇列島以南に分布する琉球列島の固有種。沖縄県の県木。方言名はマーチ、マチ、マチギなど。材は家具材、薪炭材などにされ、木は ...

　琉球大学文芸部の機関誌。１９５３年創刊。米施政下の住民弾圧に対する抵抗の文学を主張したため、米軍の大学当局への圧力で、５０年代後半、書店回収、発売禁止などの処 ...

　１８４１～１８８０（尚育７．１２．２４～明治１３．１１．２０）　官生として北京に留学。帰国後、明治政府の琉球処分を強行する状況から再度、清国に渡唐。いわゆる脱 ...

　歓会門、瑞泉門に続く、首里城第三の門。門の奥に日時計があって晴天時にはこれで、雨天の時は門の櫓に設置した水時計で時刻を測り、太鼓で報じた。安駄御免の高官も俗に ...

　ヤシ科、単幹、掌状葉で大形になる。北米原産。県内で多いのは、ワシントンヤシモドキ（オニジュロ）の方で、ワシントンヤシ（シラガヤシ、オキナヤシ）は少ない。タイワ ...

　太平洋戦争における米軍の日本侵攻作戦のなかの沖縄攻略作戦のこと。硫黄島、沖縄を占領して日本本土に直進する経路をさす。当初有力であった台湾作戦は中止され、Ｃ・ニ ...

　フクロウ科の旅鳥。全長２９センチ、耳羽はなく尾が長い。頭から体の上面は一様に黒かっ色で、尾には黒帯がある。夏鳥として東南アジア方面から飛来、県内でも繁殖する。 ...