「沖縄用語辞典」の記事一覧

　米軍支配下の沖縄住民の人権擁護と自由人権思想の啓蒙（もう）・普及を目的に１９６１年４月に結成された民間団体。恒常的に人権・法律相談に取り組み、特に復帰までは人 ...

　内閣府沖縄総合事務局。地方支分部局として所掌事務の一部を分掌するほか、公正取引委員会の事務局、財務局、地方農務局、地方運輸局、港湾建設局、地方建設局などの地方 ...

　ラン科、地生ランの一種。鹿児島県南部以南に分布し、海岸近くの日当たりの良い草原などに自生する。高さ１０センチ程度の小形種で春に淡紅色の可憐な花を咲かせ、開花期 ...

　大江健三郎著。岩波新書、１９６９年刊。６５年に旅行して以来、深く沖縄の状況に関わりはじめた著者が『世界』に連載したものをまとめたエッセイ。大江は、自己検証のた ...

　伊波普猷の沖縄研究の遺志を継いだ比嘉春潮、仲原善忠、宮良当壮、島袋源七、金城朝永ら沖縄研究者の手によって創設された民間の学術団体。１９４８年に設立。〈沖縄文化 ...

　マシラグモ科。沖縄本島の固有種。体長は２ミリ前後、六眼で、後眼は前側眼から離れている。沖縄本島洞窟産のクモの標徴種。与那国島、西表島、粟国島の鍾乳洞には別種の ...

　島うたから沖縄ポップスまでの総称。戦後、カンカラ三線を手に口から口へと広がった島うた。また、米軍統治時代に生まれたロックやジャズは本土にも強いインパクト与えた ...

　ガンカモ科の旅鳥（淡水ガモ）、全長はオス７５センチ、メス５３センチと異なる。体も首も細長く、特にオスの尾は長く伸びている。くちばしは雌雄とも黒っぽく、青灰色を ...

　沖縄の古代文学は言霊信仰に基づくミセセル、オタカベ、フサ、カンフツなどの呪祷文学を始源とするが、オモロはアーグやアヨー、ジラバなどとともにその後の叙事文学の重 ...

　？～１８６０（？～咸豊１０．３．１３）　島津斉彬の開化政策に協力し、牧志（大湾）朝忠らとフランス軍艦や大砲などの購入に奔走。１８５９年、斉彬の死後〈斉彬崩れ〉 ...

　王府が貢糖以外の剰余砂糖を、農民から安い価格で買い上げ、薩摩に売る制度。その起源は定かでないが、１７３５年説が有力。近代に入り金納が認められた後も同制度は残り ...

　食料残滓（し）である貝殻が廃棄され堆積した場所。貝殻だけでなく不用となった土器・石器・貝器・骨器などの廃棄場所ともなっているので生活環境の復元に良好な資料を提 ...

　生没年未詳　尚元の冊封正使。１５６２年に来琉。渡琉前に琉球側から冊封に関する詔勅を福建で賜与する提案が出されたが、明朝側が祖制の尊重等の理由でこれを拒否。結局 ...

　古典女七踊りの一曲。玉城朝薫が２７歳の時、江戸で〈くりまへ踊り〉を踊ったが、その踊りと同系統だという。干瀬節と七尺節の２曲構成。かせとかせ枠で、愛する人の布を ...

　戦後沖縄の学校給食は、まず１９４９年、アジア救済連盟（ララ）から寄贈された粉ミルクで試験的に行われた。５３年、ララ物資の打ち切りがきっかけとなり、学校給食への ...

　１８７５～１９６７（明治８．１１．４～昭和４２．８．１１）　医師、那覇市長、衆議院議員。那覇泊村生まれ。１９０４年東京帝国大学医科大学卒。沖縄初の大学卒医師。 ...

　１８９８～１９８３（明治３１．１０．９～昭和５８．８．３）　染織工芸家、沖縄文化史研究者。香川県出身。東京美術学校卒業、沖縄県女子師範・第一高女教諭。１９２４ ...

　カメムシ科の総称。頭部が突き出してカメに似るところからこの名がある。植物から吸汁する種が多いが、昆虫の幼虫をえさにする種もある。臭みのあるにおいを出す。ヘッピ ...

　「琉球舞踊への誘い」をテーマに、毎週火曜日夜、那覇市東町の県立郷土劇場で催されている舞台公演。県内各流派が出演し、沖縄県、（財）県文化振興会が主催する。問い合 ...

　１９７２（昭和４７）年の本土復帰後、恵まれた自然環境や独特の文化・歴史を背景に急成長を遂げた産業分野。２０００年の観光収入４１４９億円。県外受取額では県外から ...

　方言名ウキムルー。アジ科ブリ属の魚。大物は２メートル前後にも達する。沖縄ではほとんど周年島周辺を回遊している。本土のブリに代わる高級魚で、栽培漁業も盛ん。定置 ...

　ヘビ科。体長６０センチほどの小形の無毒ヘビ。喜久里教達により発見された希種。和名は発見者に奉げられている。久米島のそれも渓流にのみ生息する。アオヘビと称してい ...

　１９６４～６５年に流行した３日はしか（風しん）で、生まれながら難聴と言語障害を持つ子供たちを対象に設立された教育機関。８１年、高等部に野球部を結成。８３年、県 ...