「沖縄用語辞典」の記事一覧

　方言名フナヒッチャー。コバンザメ科の魚。背中に小判形の吸盤が２列に並び、この吸盤でサメ、エイ、カメなどにひっついて大海を移動する。方言名は、船底にも付くところ ...

　カタバミ科の常緑高木。確かな原産地は不明。著名な熱帯果樹のひとつ。和名は漢名の五斂子をそのまま音読みしたもので、果実の横断面が星型になることから、スターフルー ...

　１６８２～１７６１（尚貞１４．９．２５～尚穆１０．１２．２９）　琉球の五偉人の一人。１７２０年代に士族の諸職への従事が認可され、屋取りが開始されるが、その直後 ...

　サガリバナ科の常緑高木。奄美から熱帯アジア、太平洋諸島に分布し、海岸近くの湿地帯に自生する。別名サワフジ。方言名はキーフジ、ジンカキーギーなど。花は下垂する花 ...

　首里崎山町にあった琉球国王の別邸。現在の首里カトリック教会、城南小学校一帯にあった。別名東苑、御茶屋御殿ともよぶ。国王が遊覧したり冊封使等を歓待するところで、 ...

　琉球国王を冊封するために、明・清代の中国皇帝が派遣した勅使。琉球での滞在期間は４カ月から８カ月に及ぶ。正使と副使があり、最初の冊封である武寧王の時の正使は外交 ...

　王府時代、地方間切の地頭代の下にあった地方役人の総称。首里大屋子（おおやこ）、大掟（おおうっち）、北掟（にしうっち）、南風掟（はえうっち）の４職。地頭代を含め ...

　古琉球時代の一時代区分。１３世紀から１４世紀初頭まで沖縄各地に按司たちが割拠して争っていたが、中山・南山・北山の三大勢力下にまとめあげられていく。〈山〉は国あ ...

　沖縄本島からかぎ状に突き出た読谷村の突端にある岬。東シナ海が見渡せる景勝地で釣りやダイビングなどマリンレジャーのメッカ。周辺は村営レストランやいこいの広場、遊 ...

　沖縄へは１９７２年１０月、陸上自衛隊混成群の第１陣１００人の配置を皮切りに航空自衛隊、海上自衛隊が年内に配備された。当時の屋良朝苗県知事が「沖縄基地の強化につ ...

　琉球新報社編。１９９６（平成８）年９月、ニライ社刊。近代沖縄の各界で活躍した女性８０人を、各執筆者が書いた近代沖縄女性史。『琉球新報』紙上で連載したものに追加 ...

　ガンカモ科の旅鳥。全長３８センチ。水田や池、河川、海岸に生息する。雄は、赤色がかった赤褐色の顔に白く太い眉（び）斑が目立つ。胸にはオレンジ色の地に黒の細かいう ...

　１９０１～１９４５（明治３４．１２．２５～昭和２０．６）　第２７代沖縄県知事。神戸市生まれ。大阪府内務部長在任中の１９４５年１月、沖縄県知事に発令され、戦時下 ...

　１９０２～１９６５（明治３５．９．１１～昭和４０．９．１７）　農学博士・歌人で琉大学長。伊江島生まれ。鹿児島高等農林卒。研究者としての業績はもとより、戦前戦後 ...

　ノウゼンカズラ科の落葉高木。熱帯アメリカ原産。葉は二回羽状複葉、涼しげで柔らかな感じがする。５～６月に青紫色の花をつけ、開花の様子が紫の雲がたなびいている様を ...

　第２次大戦中の日本兵のための公娼。韓国などで日本軍に強制連行されたという訴えも多い。１９９６年８月から民間基金の償い事業が始まったが、国家補償を求める声が根強 ...

　王朝時代、祭宴に使用した食物を入れる器。蓋甲の中心と台側面に巴紋を配し、全面に牡丹文様の沈金が施されている。鮮明な朱色と金線は沈金の絶対的魅力。高６０センチ、 ...

　琉球王国の統治機構。首里城を王城としていたので、こう呼ばれる。本来は中山王府、琉球王府で、首里王府は俗称。首里に王府が開かれた年代は明確でないが、だいたい尚巴 ...

　平織花綜絖により織り出される紋織。５００年前ごろ、那覇、泊港を通じ紬や木綿の本土系、絣や花織の南方系など多くの技法を吸収し開花。片面は経糸が浮き、片面は緯糸が ...

　１５５９～１５８８（嘉靖３８～万暦１６）　尚元王の二男で、第２尚氏王統６代目の王。１５７３～８８年の１６年の在位。７９年冊封をうけ、このとき、守礼門に初めて「 ...

　？～１４０３（？～永楽元） 山南王。承察度をうふさと（大里）と読むとする説もある。１３８０年始めて明国へ入貢した（『中山世譜』では８３年の事としている）。８５ ...

　１６４５～１７０９（順治２．１２．６～康煕４８．７．１３）　第２尚氏王統１１代の王。尚質の長子。１６５０年中城間切を領す。６９年即位（王殿修造のため、大美殿に ...

　１８２７～１８９８（文政１０．１．１～明治３１．１１．１２）　欧米文化摂取の指導者。土佐の生まれ。出漁中に遭難、米国捕鯨船に救助され、世界を回る。１８５１年に ...