沖縄関係路線を運航する主要航空各社は19日、2024年お盆期間(8月9日~18日)の10日間の搭乗実績を発表した。期間中の沖縄発着便の旅客数は前年同期比8・1%(4万4146人)増の58万8884人となった。旅客数は、8月2日時点の予約数の56万8133人よりも3・7%(2万751人)増え、間際予約が目立った。旅客数は往復を含めた座席数のため、実際の航空機の利用者数は半分程度とみられる。
全日本空輸(ANA)の輸送実績は前年同期比11・9%増の30万1327人だった。ANAあきんど沖縄支店の担当者は「早期の売り出しで予約を早めに摘み取ったことで、16日に台風の影響があったものの、好調な実績を得られた」と話した。
日本航空(JAL)は期間中に羽田―那覇線の臨時便が12便運航したことなどから、前年同期比1・7%増の11万5751人となった。日別搭乗率では、沖縄到着便は台風の影響のあった16日を除き、全ての日で9割を超えた。
日本トランスオーシャン航空(JTA)の搭乗実績は同11・4%増の9万3799人。担当者は「間際での予約増加から、県内線を中心に旅客数が増加した」とした。
県内路線を運航する琉球エアーコミューター(RAC)は同12・5%減の1万3914人だった。予約発表時の搭乗率(51・4%)から大幅に増加した。
スカイマークの旅客数は同4・3%増の6万4093人だった。
(與那覇智早)