沖縄バス(那覇市)の歴史や車両機器などに触れる「沖バスフェスタ」が21日、豊見城市の同社豊見城営業所であった。開催は7回目で、親子連れら160人以上が参加した。
1950年設立の沖縄バスの歩みを振り返る展示室も設置。かつてバスに備え付けられた行き先表示板や社紋、両替機、降車ボタンといった懐かしの機器が並び、子どもらと同様に親世代も懐かしそうに見入っていた。
新型コロナ禍前までフェスタでは中古部品などを販売していたが、昨年から豊見城営業所に会場を移し、バスの乗り方や整備工場見学など「体験」に重きを置いた内容に切り替えた。
今年4月に沖縄バスのグループ会社となった東陽バスの「ナナサンマルバス」も展示された。現在、沖縄バス所有を合わせ計2台が現役として運行する。同社の西里憲仁労務課長は「幅広い世代にバスに関心を持ってもらえるよう、来年以降もフェスタを継続していきたい」と話した。
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